スタンフォードMBAは、ハーバードMBAとならび、最も人気のある学校。
昔から統計調査では、「(もしどこのMBAにでも行けるなら)51%の人がスタンフォードMBAに行きたく、49%の人がハーバードMBAに行きたい」という結果が出ていると聞いたことがあります。
ところが、最近良く
「スタンフォードMBAに出願しようと思っていて、合格率の低さにびっくりした。カウンセラーからも、時間の無駄だから受けるなって言われた。でもドリームスクールだからどうしよう。時間の無駄かなぁ。」
というような相談を受けます。
こういうアドバイスを外人のカウンセラーから強く受けると、Confrontationの文化のない日本人(若者)は、結構、シュンとなるかもしれません。
しかし、MBAに留学してアメリカ人と議論してきた経験からすると、(クチだけの人にならない限り)アメリカ人に対しては、自信を持って、自分がいかにすぐれていて、受かるポテンシャルがあるのか反論すべきだと思います。例えば、Andrew Groveを見ていても、アメリカ人は、意見と意見を正面から衝突させるConfrontationを大切にします。まるで、弁護士が法廷で主張のすべてを出し尽くすように。
個人のレベルとしては、時間を使うという小さなリスクをとって、高い目標を目指すチャレンジ精神を大切にしたいです。
もっと大きなレベルでは(裏の話)、実は、Vicious Cycleが出来つつあり、流れを変える必要もあるのです。
以下は本当にあった話です。
(アドミッションとの会話)
日本人在校生・卒業生有志:「日本人合格者を増やしてください」
アドミッションオフィス:「出願者数が足りない。日本人はもっとスタンフォードMBAを受けるべきだ。興味がなくなっているのか」
(元ディーンとの会話)
私:「日本人は今一学年3人です。もっと人数を増やして頂けると嬉しいのですが。」
元ディーンのBob Joss:「一学年3人なのは知っているよ。日本のGDPは世界2番目だから、もっと合格者を増やしたいね。ただ、他の国と比べて、圧倒的に出願者数が足りない」
日本人から見ると、「受けても受からないから受けない」
スタンフォードMBAから見ると、「あまり受けてこないので、取る人数を減らす」
このサイクルが決まってしまうと、どんどんStanford MBAの日本人が減ってしまいます。
2010年1月4日月曜日
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1 件のコメント:
来年度(2011)スタンフォードMBAを受験を考えています。 ベタに聞こえてしまいますが、クリーンテクノロジーを勉強したいからです!
今,必死にリサーチをしアドミッションエッセイの書くネタを探したりしています。実際にエネルギーはどのようにサードワールドをドライブし、どのような問題があるのか見てみたいとも思い、7月に2週間南アジアに行ってくる予定です。 このブログを読んで、MBA受験の励みにしています!!
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