2008年7月29日火曜日

Yosemite

スタンフォード近くのYosemiteに行ってきました。


熊に会えた友達や

Elkに会えた友達もいました。

私は乗馬を少々楽しみました。
岩の上に立てるし、
大自然は雄大でした。

友達と過ごした時間はよい思い出になりそうです。
・・・
帰ったら、買ってすぐの新車(日本車)のトランクを開けるボタンが壊れていることに気づきました。
これもよい思い出となるのでしょうか。

2008年7月20日日曜日

スタンフォードMBAに留学する(15) 時間がある場合には・・・

キャリアを真剣に考えている大学1年生の方から、αリーダーズ経由で、「将来的にアメリカのビジネススクールに留学してMBAを取得したいと漠然と考えているのですが、今のうちにやっておくべきこと・やらなければならないこと」はあるだろうか、と質問されました。

私としては、ビジネススクール向けに「受ける」のは、以下のようなものだと思っています。

①ボランティア活動、慈善活動、その他社会への貢献(例:中国の震災地に行って人助けをした、マイクロファイナンスをやってみた、子供を教えた、ホームレスを助けた、国選弁護をした、検察官をしていた)
②リーダーシップ、チームワーク(例:クラブ活動でリーダーシップをとった、オーケストラでコンサートマスターをしていた)
③ビジネス経験(例:学生のときに起業して成功した)
④人よりも圧倒的に優れているもの(例:オリンピックに出場した、科学の賞を受賞した)
⑤幅広い知的好奇心(例:多くの幅広い科目で単位を取得する)
⑥良い成績
⑦いろいろな国での国際経験、または、他の国の学生との交流→サマースクールに行くのも手
⑧よい企業への就職(例:GSその他の投資銀行、マッキンゼー、BCG、ベイン、PE、ヘッジファンド、医者など)

大学生のうちから意識してやるようなものではないことかもしれませんが、私の場合、「もっと良い成績をとっておけばよかった」と後で思いましたので、上記も少しは役に立つかもしれません。

2008年7月16日水曜日

アメリカの生活


アメリカの生活には、思ったよりも慣れるのに苦労してます。

①新車を購入したのに、買って3日(乗車時間30分、乗車回数1回、無事故)で、動かなくなる。クレームをしても対応がイマイチ(交渉してようやく無料で修理してくれることに。当然です)。






*イメージ画像ですが、自分の中ではこのくらいショックでした。


②AT&Tと契約して携帯を購入する。システムが故障しているので、定価より200ドル高くしないと売れないと言われる。いかにもコンピューターが苦手そうなおばさんだったので、支店長を呼んで話をすると「3日後に必ず200ドルrefundするとguaranteeする」と言われる。AT&Tの支店長がそういうのなら大丈夫かと思うものの、結局約束を反故にされる(交渉中)。

③車がなかった頃に、道を歩いていたところ、突然「止まりなさい」という声がして後ろを向くと、警官がいて、「ここを歩いてはいけない」と怒られる。手をあげさせられて、拳銃を持っていないかをチェックされた後にパトカーに乗せられる。逮捕でもされようものなら弁護士資格とMBAの双方が消えてしまいかねないので、「すみません。日本から来たばかりで、何も知りませんでした。私はただの日本人なんです。私はトヨタショップに行きたくてただ道を歩いていただけなんです」と訳のわからないことを言って必至に交渉(?)すると最後は「じゃあ僕がトヨタショップに連れて行ってあげよう」ということに。

④たまたまひどく汚い部屋を引いてしまった(前の人が掃除して出て行かなかった)ので、交渉しに行くも、スタッフの人から「金曜日の夕方だから働きたくない。家に帰りたい」と言われる(業務時間内)。
コンロ 網戸戸棚 前人の遺物

⑤自転車を購入した直後に同じ自転車が100ドル割引きで別の店で売っていた。

⑥銀行口座の開設時や携帯の購入時に「本契約のすべての条項に同意します」というサインをさせられるのですが、言わないと契約書を全く見せてくれない(!)。まわりの人も気にせずサインしている。

⑦切符販売機が故障していたので、そのまま電車に乗って車掌に「切符を下さい」と言ったところ、「じゃあ、切符をあげよう」と言われて300ドルの違反切符をもらった友達がいる(ちなみにその友達は、怒って裁判所に行ったところ、判事に「反省していますか」と聞かれ、「いいえ」と応えたところ、「反省しているなら罰金を16ドルに下げられるのだが。」と言われ、「やっぱり反省してもいいですか?」と聞き返して16ドルだけ支払ったらしい。)


実力不足を痛感する毎日です。
また、アメリカは、階層社会で、下の方の人たちは官僚的とよく言われますが、身をもって実感しています。

スタンフォードに到着

6月の終わりにスタンフォードに到着しました。
秋からスタンフォードMBAに行く人にも、5、6人ほど会いました。全員こちらが恐縮してしまうくらいイイ人でした。
・Quentinは、フランスの陸軍出身で、アフガニスタンやアフリカの戦地を飛び回っていたそうです。生死の境目で人がどういう行動をするのかをいずれ聞いてみたいです。
・Hyo Sangは、韓国の投資銀行出身で、日本語がペラペラです。飲み会に一緒に行こう、と誘うと30分前に黙って道を下見してきてくれるなど、異常に親切な人です。
・Azizは、サウジアラビアのSEC出身です。口癖は、「エアコンがないとカリフォルニアで生きていくのはつらい」とのこと。君の国の方が熱いだろ、と突っ込みたくなります。
・Otは、タイ出身で、コンサルを経験した後、起業して成功したので、今度はファイナンスの仕事がしたいらしい。アメリカのタイの食事はフェイクだ、というのが口癖。
・Sophiaは、韓国のデパート出身で、ニューヨークのブランドものなどのうち、どれを置くか等といった決定を行っていたらしい。
これからの2年間が楽しみです。

スタンフォードMBAに留学する (14) 何があなたにとって一番重要ですか(その2)

スタンフォードMBAでは、「何があなたにとって一番重要ですか。なぜですか」という質問が毎年出題されます。

私の場合、漠然と「世の中の役に立ちたい」という思いがあったのですが、これを書いてしまうと、他の人と差別化ができないので多分不利です。そこで具体化して書こうとすると、今度はエッセイ2の「キャリアゴールについて書きなさい」との趣旨のエッセイとかぶってしまってうまくいきません。

そこで、私の場合、以下のようなアプローチをとりました。

① 自分の過去の行動が、どのような基準に基づいているか再考してみる。
② 本や映画をみて、登場人物等にとって何が一番重要か考えてみる。
③ エッセイを何度も書き直す。

ボツになって利用しなかったテーマは以下のとおりです(これでもエッセイは書けたと思います)。
・次の世代に対して橋渡しをすること
・希望
・自由
・正義
・リーダーシップ
・自分自身の人生を生きること(Steve Jobs Stanford Commencement Speech 2005)

スタンフォードMBAに合格する(13) インタビュー対策 (対アドミ編)

インタビューは、要約してしまうと、以下のような準備が有効だと思います。

①典型問題に対する回答を用意する。その際の注意点は、以下のとおり。
・短く、かつ、具体的に。
・リーダーシップなどビジネススクールの合否のcriteriaを満たす回答とする。
・結論を簡潔に述べた後に具体例を示す。
・事実だけでなく、自分がどう考えていたかを含めることも有効。
・比喩や状況描写を用いることも有効。
・なお、典型問題は、日本人のためのMBA エッセイ インタビュー キャリア対策に載っている。

②自宅で、又は、ネイティブ等と練習する。その際の注意点は以下のとおり。
・相手の目を見る。
・笑顔をつくる。
・元気よく。
・姿勢を良く。
・ジェスチャーも練習する。

③応用問題が出題された場合の練習をしておく。

多くの受験生は、①の典型問題に対する回答は用意してきます。
③が出題されて混乱されてしまう人がいるのですが、多くの場合は、①で用意しておいた回答を若干modifyして回答すればよいだけです。