2009年7月26日日曜日

Stanford GSB合格法:何があなたに一番大切ですか

今、米国のスタートアップでインターンをしているのですが、スタンフォードビジネススクールで勉強しているときに比べて、相対的に余裕があります。
空いた時間について、メールを処理したり、教科書を読んだり、クリーンテクノロジーの本を読んだりと「有意義」だと思えることに費やしていると、安心します。

しかし、ときに、「自分の人生、これで良いのだろうか」と疑問も感じます。

映画、『不都合な真実』では、息子の交通事故に遭遇して、「人生をどう過ごすべきか」をあらためて考え、物事に優先順位をつけるようになったというシーンが登場します。

スタンフォードGSBの有名なエッセイ、「何があなたにとって一番大切ですか」及び「なぜスタンフォードGSBに入学したいのですか」も、結局、そういうことを聞きたいのだと思うようになりました。

恐らく、(前回のブログに登場した)矢野さんの場合には、(勝手な推測ですが)埋もれているアーティストが世界に自分を発表する場を作りたい、ということになるのだと思います。グーグルの創業者の場合には、恐らく、世界中の情報を検索できるようにしたい。南アフリカで見た人々の場合には、人種の差がない世の中、自由な世の中。

スタンフォードGSBのクラスメートの中には、「自分にとって一番大切なことは、すべてのアメリカ人に平等な教育の機会を与えるという目的に向かって生きることだ」という友人もいました。別の友人は、「途上国の人の生活を向上させたい」とキューバで人権活動をしたそうです。

人のことを書くのは簡単ですが、自分がどうなのか考え出すと、急に難しくなって来ます。

エッセイには、人と心と心で意思疎通して、人の役に立ちたい、と書き、それまでの人生でやってきたことを書きました。エッセイのときには、バイオテクノロジー、今は、クリーンテクノロジーに興味があります。シリコンバレーや今いるスタートアップで、いわゆる10倍テクノロジー(10倍以上の性能のテクノロジー)も見させてもらいました。

しかし、人生をかけても良いと感じるような、凄まじい情熱を感じるアイディアを探すのは大変です。

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