スタンフォードMBAでは、はじめの6週間は、学業に専念させるポリシーをとっており、この間学生が課外活動等をすることは禁止されています。
中間試験の終了とともに、6週間が終わると、一気に課外活動が始まりました。毎日ほぼ必ずCEO、アントレプレナー、VC等の卒業生がキャンパスを訪れて学生に経験を語られます。私自身も中間試験終了後今までほぼ毎日上記の卒業生の方々(多い日には一日約10人)にお会いして多くを学ぶことができています。
私にとっては、クリーンテクノロジーやバイオテクノロジーのVCの方々にお会いして業界の様子が分かってきたことや、アントレプレナーの方々の経験を伺い、アイディアの詰め方、チームの選び方のプロセス等を伺うことができたのは興味深い経験でした。
アントレプレナーの方々は、家庭用ソーラーパネルの販売、ダイヤモンドの販売、ITを利用した新しい教育システム等々個性的なビジネスでどれも興味深かったのですが、特に面白いと感じたビジネスとしては、レインフォレストアライアンスなる企業がありました。この企業は、発展途上国の農家の方々にコンサルをして、森林の焼却によって畑を作る旧来のビジネスを変化させて、より自然に優しく効率的な農業の方法を指導するとともに、当該農家の方々のプロダクトを利用し、かつ、トレーサビリティのある大企業の製品にサーティフィケートを発行します。大企業(スターバックスなど)にとっては、CSRをプロモーションでき、農家の方々にとっては、効率の良いビジネスをすることができるとともに大企業とビジネスをすることができ、かつ、地球環境に優しい(農業は、大地の約3割を占めているので重要です)ので、ウィンウィンのシチュエーションを構築できます。この企業は、サーティフィケートを利用する大企業から商標利用のライセンス料を取得していないのですが、料金をとってビジネスを拡大するとともにブランドを確立するのに利用した方が良い(ブランドがあるほど大企業にとってサーティフィケートを利用するインセンティブができると思いましたので)のではないか質問したところ、余り考えられていないようでした。その他には、クリーンテクノロジーのアントレプレナーの方が、グロースベック教授のケースライターだったことが、サーチファンドや起業の際に、いかに役にたったのか語られれているのが印象的でした(例えば、投資家と会うときにも、ケースを書いていたので、シリコンバレーの各起業家の逸話を語るところから話を始めることができ、印象を残すことができたのが大きかったそうです)。卒業生の方々は、CEO等の高いポジションにあるのにかかわらず、非常に親切かつ懇切丁寧に学生に対応して下さり、大変勉強になります。
英語漬けになっているので、ブログの日本語の文法が変で冗長な気がしますが、御容赦下さい。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿