2015年7月8日水曜日

ベンチャーについて

東京大学関連(知財のみの移転を含む)のベンチャーの時価総額が、1兆円を超えたということで話題になっている。
http://textream.yahoo.co.jp/message/1004587/4587/8/403

私は、MBAとMSをスタンフォード大学で取得したので、2010年と2011年の卒業ということになっている。

非公開の資料ベースだと、

2010年のMBA生360人ほどが、今までの5年間で、自分の創立したスタートアップで、「資金調達した額」(時価総額ではなく、時価総額よりも低い)の総額が、5000億円である。

また、2011年のMBA生360人ほどが、今までの4年間で、自分の創立したスタートアップで、資金調達した額が、4000億円である。

ちなみに、公開されているデータベースだと、あまり情報がないようで、以下のように、数倍ほど、金額が間違っている。
https://medium.com/pejmanmar/what-do-stanford-gsb-founders-look-like-b830ba95a1ba

なぜ数字が間違っているのかというと、資金調達の総額や、時価総額の総額といった数字、成功率(ヒット率)といった数字には、あまり意味がないと全員がかんがえているため、公開の場にはデータが出てこないのである。

グーグルのような本当に世界を変える会社をつくりたい、という一心で、かりに1000億円の会社を上場させたとしても、本当のゴールに向けたパスに過ぎない、と考えている人がマジョリティだ。

これをもって、スマートでないとか、夢見がち、と思う人もおり、よく批判される。

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