グアテマラへService Learning Tripへ行って参りました。
Service Learning Tripの内容に関してはこちらをご覧ください。
2009年1月29日木曜日
2009年1月24日土曜日
Stanford MBA: エキサイティングな日々は続く
スタンフォードMBAでは、エキサイティングな日々が続いています。
毎日のように、JPモルガンチェースのCEO、ムシャラフ大統領、グーグルのCEO(エリックシュミット氏)、クライナーパーキンスのパートナーといった大物が学校を訪問し、学生は、何でも質問できます。日本では、Opportunityを探して走り回っていましたが、こちらでは、Opportunityに日々exposureされ、選択を迫られている感じです。
JPモルガンチェースのCEOであるDimon氏は、おそらく数年間に渡る世界大恐慌が起こると思われているのかもしれないという印象を受けました(はっきりとは言及されませんでしたので、御本心は不明ですが)。
http://www.gsb.stanford.edu/news/headlines/Dimon09.html
ムシャラフ大統領は、核兵器問題といった挑発的な質問に対して、冷静に回答されているのが印象的でした。
クライナーパーキンスのパートナーは、「君たちが質問してくれたら、それをベースに今日の講演をしよう」という発言から始まり、学生の質問に対して、鋭い視点で応答してくれました。例えば、「オバマの政策がクリーンテクノロジーの発展に与える影響についてどう思うか」という質問に対し、(普通の講演者ですと投資の額、2050年までの達成目標といった視点で回答するところ)「オバマのチームとは何度も議論をしたが、非常に優秀な人達で感銘を受けている。彼らは、少なくとも自分たちが何をしているか知っている。実際の政策はSupplyとDemandに分けて考えると考えやすい。Supplyの面では、Capital Constraintに対する刺激が必要だが、一つの方策として、クリーンテクノロジーに関するプロジェクトファイナンスに対するLoan Guaranteeプログラムが見直されている。Demandについては、Tax Incentiveプログラムは、この状況ではIncentiveとして機能しないと考えれており、Subsidizeがされることになる」といった趣旨の回答をされていました(内容を要約しております)。 また、「クリーンテクノロジーはバブルではないか」という質問に対して、現在の状況がバブルかどうかを判断する一つの手法(注:VCの投資額の合計をグラフにして分析するという手法)について言及したうえで、「クリーンテクノロジーには数か月前には、VC以外も大きく投資をしており、彼らは、私の感覚からすると、ありえない投資の仕方をしていた。ランダムに投資していたといって良いほどだった。今回のクライシスで、そういった投資家の多くは蒸発してしまい、投資の額の全体をみても、今の状況はバブルではない」と回答されていました。
友人の数も圧倒的に増え、日々お互いに情報をシェアし合っており、刺激的な毎日です。新しいアイディアを思いついた場合、探すとその分野のエキスパートがクラスメートに見つかり、すぐにランチができます。先日もE-bayやFacebookに関連するアイディアを思いついたので、クラスメートと話していたところ、「僕はスペインでFacebookに似ているビジネスを起業したファウンダーなんだけれど、スペインでは、Facebookを(ユーザー数などで)リードしている。さっきの話だけれど、マーケットも大きいし、見逃されているポイントだと思う。もちろん難しい点はあるけれど、こういうときには、少なくともビジネスプランは書くべきだよ。僕も役に立てると思う。是非ランチしよう」という話になりました。今の自分のアイディアの良し悪しはともかくとして、こういった形で友人達と日々学び合えるのは大きな刺激になっています。Collaborativeなカルチャーの強みを実感してます。
毎日のように、JPモルガンチェースのCEO、ムシャラフ大統領、グーグルのCEO(エリックシュミット氏)、クライナーパーキンスのパートナーといった大物が学校を訪問し、学生は、何でも質問できます。日本では、Opportunityを探して走り回っていましたが、こちらでは、Opportunityに日々exposureされ、選択を迫られている感じです。
JPモルガンチェースのCEOであるDimon氏は、おそらく数年間に渡る世界大恐慌が起こると思われているのかもしれないという印象を受けました(はっきりとは言及されませんでしたので、御本心は不明ですが)。
http://www.gsb.stanford.edu/news/headlines/Dimon09.html
ムシャラフ大統領は、核兵器問題といった挑発的な質問に対して、冷静に回答されているのが印象的でした。
クライナーパーキンスのパートナーは、「君たちが質問してくれたら、それをベースに今日の講演をしよう」という発言から始まり、学生の質問に対して、鋭い視点で応答してくれました。例えば、「オバマの政策がクリーンテクノロジーの発展に与える影響についてどう思うか」という質問に対し、(普通の講演者ですと投資の額、2050年までの達成目標といった視点で回答するところ)「オバマのチームとは何度も議論をしたが、非常に優秀な人達で感銘を受けている。彼らは、少なくとも自分たちが何をしているか知っている。実際の政策はSupplyとDemandに分けて考えると考えやすい。Supplyの面では、Capital Constraintに対する刺激が必要だが、一つの方策として、クリーンテクノロジーに関するプロジェクトファイナンスに対するLoan Guaranteeプログラムが見直されている。Demandについては、Tax Incentiveプログラムは、この状況ではIncentiveとして機能しないと考えれており、Subsidizeがされることになる」といった趣旨の回答をされていました(内容を要約しております)。 また、「クリーンテクノロジーはバブルではないか」という質問に対して、現在の状況がバブルかどうかを判断する一つの手法(注:VCの投資額の合計をグラフにして分析するという手法)について言及したうえで、「クリーンテクノロジーには数か月前には、VC以外も大きく投資をしており、彼らは、私の感覚からすると、ありえない投資の仕方をしていた。ランダムに投資していたといって良いほどだった。今回のクライシスで、そういった投資家の多くは蒸発してしまい、投資の額の全体をみても、今の状況はバブルではない」と回答されていました。
友人の数も圧倒的に増え、日々お互いに情報をシェアし合っており、刺激的な毎日です。新しいアイディアを思いついた場合、探すとその分野のエキスパートがクラスメートに見つかり、すぐにランチができます。先日もE-bayやFacebookに関連するアイディアを思いついたので、クラスメートと話していたところ、「僕はスペインでFacebookに似ているビジネスを起業したファウンダーなんだけれど、スペインでは、Facebookを(ユーザー数などで)リードしている。さっきの話だけれど、マーケットも大きいし、見逃されているポイントだと思う。もちろん難しい点はあるけれど、こういうときには、少なくともビジネスプランは書くべきだよ。僕も役に立てると思う。是非ランチしよう」という話になりました。今の自分のアイディアの良し悪しはともかくとして、こういった形で友人達と日々学び合えるのは大きな刺激になっています。Collaborativeなカルチャーの強みを実感してます。
スタンフォードMBA 合格発表
スタンフォードMBAの合格者が発表されました。日本人の合格者の方の中には、このブログをプリントアウトして参考にしてくださっていた方もおり、御役に立てたのであれば、嬉しい限りです。
2008年12月23日火曜日
課外活動
ブログを読んでくださっている方から課外活動について書いて欲しいと御要望を頂きました。下記のとおり、秋学期は勉強に集中しましたので、十分な知識があるか微妙ですが、知っている範囲でご紹介したいと思います。
1 キャリア関係
コンサルティングクラブ、ファイナンスクラブ、リアルエステートクラブ、ヘルスケアクラブ、ソーシャルアントレクラブ、ベンチャーキャピタルクラブ、アントレクラブなどがあげられます。
業界の方のスピーチ、ネットワーキングイベント開催、インタビュー対策、企業訪問などのキャリア対策がなされます。今学期には、例えば、コンサルクラブで、ケースインタビューについてどのように準備すべきなのかという対策がなされたようです。また、ヘルスケアクラブでジェネンテックへの訪問がなされ、ベンチャーキャピタルクラブでVCへの訪問がなされました。なお、スピーカーの招待及びネットワークイベント開催は、どのクラブでも頻繁かつ日常に行われており、例えば、アショーカのドレイトン氏が招待されたり、ムハマドユヌス氏の講演が紹介されたりしました。
他学部との交流もあり、例えば、ヘルスケアクラブには、メディカルスクールのPHDの学生なども所属されており、企業訪問やネットワークイベントの際には、MBAの学生と共に参加されています。
また、アントレプレナークラブでは、(起業の)アイディアのブレインストーミングを定期的に行うといったユニークな活動もなされています。
2 Experiential Learningの出来る課外活動
ボードフェロー、Future Alumni Consulting Teamなどがあげられます。
ボードフェローは、実際のノンプロフィット(非営利)企業のボードメンバーとして、プロジェクトに参加できるという課外活動です。非営利企業は、従業員数数百人の大企業から従業員数数名の小企業まで様々です。
Future Alumni Consulting Teamは、卒業生とともに、非営利企業に無料でコンサルティングを行うという課外活動です。
3 娯楽系及びその他
旅行に行くクラブ、フィットネスクラブ、スキークラブ(スキーに行く)、空手クラブ(空手を習える)、GSB Show(GSB生が芸をする)、アジアンソサイエティクラブ(アジアに関する様々な活動がなされる)、チャイナクラブ、中東クラブといったクラブがあり、その名から想像できるとおりの活動を行っています。また、View From The Topなる大企業CEO、(もと)(副)大統領及び著名VCなどをGSBに招待するクラブもあります。さらに、GSB以外のクラブにも勿論所属可能で、私の所属しているものですとMEDesign(Medical Entrepreneur Design Club。Medicalに関するニーズを発掘し、ニーズに対してどのようなイノベーションが可能なのかを考え、ビジネス化することを目指すクラブ)等がこれに当たります。
なお、Global Study Trip(GSB生がプログラムの一環として参加しなくてはならない外国へのTrip)などのリーダーになることも勿論可能です。
私は、秋学期については、課外活動は、興味のあるスピーカーの講演に顔を出し、軽く会食に顔を出すという感じで利用しました。スタンフォードMBAの場合、人数も少ないので、 (フォーマルなクラブ活動よりも)自分達で集まって好きな活動をする方が効率が良いことも多いような気がします。
1 キャリア関係
コンサルティングクラブ、ファイナンスクラブ、リアルエステートクラブ、ヘルスケアクラブ、ソーシャルアントレクラブ、ベンチャーキャピタルクラブ、アントレクラブなどがあげられます。
業界の方のスピーチ、ネットワーキングイベント開催、インタビュー対策、企業訪問などのキャリア対策がなされます。今学期には、例えば、コンサルクラブで、ケースインタビューについてどのように準備すべきなのかという対策がなされたようです。また、ヘルスケアクラブでジェネンテックへの訪問がなされ、ベンチャーキャピタルクラブでVCへの訪問がなされました。なお、スピーカーの招待及びネットワークイベント開催は、どのクラブでも頻繁かつ日常に行われており、例えば、アショーカのドレイトン氏が招待されたり、ムハマドユヌス氏の講演が紹介されたりしました。
他学部との交流もあり、例えば、ヘルスケアクラブには、メディカルスクールのPHDの学生なども所属されており、企業訪問やネットワークイベントの際には、MBAの学生と共に参加されています。
また、アントレプレナークラブでは、(起業の)アイディアのブレインストーミングを定期的に行うといったユニークな活動もなされています。
2 Experiential Learningの出来る課外活動
ボードフェロー、Future Alumni Consulting Teamなどがあげられます。
ボードフェローは、実際のノンプロフィット(非営利)企業のボードメンバーとして、プロジェクトに参加できるという課外活動です。非営利企業は、従業員数数百人の大企業から従業員数数名の小企業まで様々です。
Future Alumni Consulting Teamは、卒業生とともに、非営利企業に無料でコンサルティングを行うという課外活動です。
3 娯楽系及びその他
旅行に行くクラブ、フィットネスクラブ、スキークラブ(スキーに行く)、空手クラブ(空手を習える)、GSB Show(GSB生が芸をする)、アジアンソサイエティクラブ(アジアに関する様々な活動がなされる)、チャイナクラブ、中東クラブといったクラブがあり、その名から想像できるとおりの活動を行っています。また、View From The Topなる大企業CEO、(もと)(副)大統領及び著名VCなどをGSBに招待するクラブもあります。さらに、GSB以外のクラブにも勿論所属可能で、私の所属しているものですとMEDesign(Medical Entrepreneur Design Club。Medicalに関するニーズを発掘し、ニーズに対してどのようなイノベーションが可能なのかを考え、ビジネス化することを目指すクラブ)等がこれに当たります。
なお、Global Study Trip(GSB生がプログラムの一環として参加しなくてはならない外国へのTrip)などのリーダーになることも勿論可能です。
私は、秋学期については、課外活動は、興味のあるスピーカーの講演に顔を出し、軽く会食に顔を出すという感じで利用しました。スタンフォードMBAの場合、人数も少ないので、 (フォーマルなクラブ活動よりも)自分達で集まって好きな活動をする方が効率が良いことも多いような気がします。
秋学期印象に残った授業内容
秋学期が終わりました。まだ授業が開始して3カ月ですので間違っているかもしれませんが、今学期受けたそれぞれの授業について、簡単に印象に残った内容を記載したいと思います。ここでは好き勝手書いていますが、授業の内容をまとめたものもありますので、時間があれば、そのうち、これもアップしたいと思います。
1.Strategic Leadership
戦略立案(Strategic Insight)と遂行(Strategic Execution)を考える授業(ケース方式)とExperiential LearningのできるLabとに分かれている。
戦略立案及び遂行の授業では、戦略や競争の本質を考察するのだが、弁護士としては、(戦略や競争の本質の議論そのものは勿論のこと)特許戦略との関係が非常に興味深かった。
授業では、例えば、競争上の強み(Competitive Advantage)とは何なのか、その源泉は何なのかということを考察する。まず、Competitive Advantageとしては、例えば、クオリティ/コストが競争相手よりも優位していることなどがあげられる。Competitive Advantageの源泉は、企業のExternal Context及びInternal Contextに分けて考えることができる。External ContextとしてのCompetitive Advantage (positional advantage)の源泉は、マイケル・ポーターの5つの力(競争、参入障壁、Buyer Power、Supplier Power、代替品)によって考えられる。Internal ContextしてのCompetitive Advantage (capability advantage)の源泉は、企業の戦略(戦略は、企業の目標、業務範囲及び競争上の強みを論理的にリンクさせることによって得られるもの)と企業のPARC(People, Architecture, Routine, Culture)が整合していることなどによって得られるのが通常である。
特許戦略との関係を自分なりに考えると、例えば、特許権は、上記マイケル・ポーターの5つの力のうち、参入障壁として機能する場合がある(特許権が十分強力であれば、特許権によってプロテクトされた市場には一応参入障壁があることになる)と同時に、競争の性質にも影響する場合がある(必須特許を有していない企業は、特許権によってプロテクトされた市場に参入できないため、市場で競争するプレーヤーの数が減ることになる)ことになる。また、上記のとおり、競争上の強みを与えるファクターは特許権だけではないから、特許権以外に見るべきもののない企業は、理論的には、見るべき強みのある企業に特許権を売ってしまった方が良いことになる(実務的には特許権の売買のマーケットがないので難しい。ただ、特許権の価値は、特許権を保有する企業によって異なる。一般には、他にPositional Advantage及びCapability Advantageがあって競争上の強みをもっている企業の方が、(みるべきもののない企業よりも)特許権をより効率的に活用することができ、したがって当該特許権をより高く評価することになると思われる。そうであれば、このような企業に、特許権を売ってしまった方が、理論的には良いことになると思われる)。
2.Global Context of Management
ビジネスを世界に拡大することのメリットやその手法について学ぶコース。
ビジネスを世界に拡大することのメリットとしては、Growth(より広いマーケットを得る)も勿論あるが、世界で競争することによって得られるLearningや、他の国で得た強みをLeverageできる(例えば、Technologyの発達した国から発展途上の国に進出すると、Technologyの強みをLeverageできる)ということもある。
ビジネスを世界に拡大することの手法としては、分析対象の企業とターゲット国との違いについて、Culture、Market、Technology、Institutionの4つの観点から考察をする。
私にとっては、毎回授業で新しい理論を学ぶことができ、非常に刺激的な授業なのだが、学生によっては、「1つしか学ぶことがなかった」などとコメントをする学生もいる。
日本のローファームは、日本の一地域のみに展開しているケースが多いが、「グローバルに展開したらどうなるのか、そのためにはどうしたら良いか」といったことも自分なりに考察してみた。
3.CAT
Critical Analytical Thinkingという名のとおり、分析力を鍛え、論理的かつ批判的に文章を読解し、考え、これについて論文を書き、意見を述べることを学ぶコース。毎回、新しい分析の手法の書いた紙と長文(本など)を渡され、これをもとにして、エッセイなどを提出する。
教授と私とのOne on OneのMeetingを見に来られたアプリカントの方は、「毎回こんなに色々と学べるんですか」と非常に感激されていた。あらためて自分の恵まれた状況に感謝した。
4.Organizational Behavior
最も課題の量が少なく、秋学期の科目の中でおそらく最も学生に人気のあったコースの1つ。私にとっては、人間の行動にいかにバイアスがかかっているか、これを避けるためにどうしたら良いのか、を学べたことが有意義だった。
5.Finance
DCFから始まり、CAPM、WACC、ブラックショールズ、リアルオプションなどを一通り学ぶコース。多くのアメリカ人はFinanceに最も苦労していたが、日本人にとっては数理系であり、比較的点をとりやすいのではないかと思う。
オプションのバイノミアルモデル(株式などのオプションの対象の価値が、一単位期間に、上か下か、二つのうちどちらか一つに動くと仮定してオプションの価値を算定する)について、上に動く確率及び下に動く確率によらずしてオプションの価値が決まること(上下に動く確率は計算上不要であること)、バイノミアルモデルにおいて、(一見すると株式などが一単位期間に上か下にしか動かないという仮定はアンリアリスティックに見えても)一単位期間のそれぞれの期間を無限に小さくすれば、当該モデルもリアリスティックといえ、実務的にもオプションの価値の算定に用いることができること、といった内容は、非常に興味深く、印象に残った。また、このようなオプションの価値の算定方法を用いて、オプション以外の様々な金融資産の価値を評価できる(したがって、当該金融資産をオプションでReplicateしてリスクをヘッジすることなどもできる)ことも非常に興味深かった。
1.Strategic Leadership
戦略立案(Strategic Insight)と遂行(Strategic Execution)を考える授業(ケース方式)とExperiential LearningのできるLabとに分かれている。
戦略立案及び遂行の授業では、戦略や競争の本質を考察するのだが、弁護士としては、(戦略や競争の本質の議論そのものは勿論のこと)特許戦略との関係が非常に興味深かった。
授業では、例えば、競争上の強み(Competitive Advantage)とは何なのか、その源泉は何なのかということを考察する。まず、Competitive Advantageとしては、例えば、クオリティ/コストが競争相手よりも優位していることなどがあげられる。Competitive Advantageの源泉は、企業のExternal Context及びInternal Contextに分けて考えることができる。External ContextとしてのCompetitive Advantage (positional advantage)の源泉は、マイケル・ポーターの5つの力(競争、参入障壁、Buyer Power、Supplier Power、代替品)によって考えられる。Internal ContextしてのCompetitive Advantage (capability advantage)の源泉は、企業の戦略(戦略は、企業の目標、業務範囲及び競争上の強みを論理的にリンクさせることによって得られるもの)と企業のPARC(People, Architecture, Routine, Culture)が整合していることなどによって得られるのが通常である。
特許戦略との関係を自分なりに考えると、例えば、特許権は、上記マイケル・ポーターの5つの力のうち、参入障壁として機能する場合がある(特許権が十分強力であれば、特許権によってプロテクトされた市場には一応参入障壁があることになる)と同時に、競争の性質にも影響する場合がある(必須特許を有していない企業は、特許権によってプロテクトされた市場に参入できないため、市場で競争するプレーヤーの数が減ることになる)ことになる。また、上記のとおり、競争上の強みを与えるファクターは特許権だけではないから、特許権以外に見るべきもののない企業は、理論的には、見るべき強みのある企業に特許権を売ってしまった方が良いことになる(実務的には特許権の売買のマーケットがないので難しい。ただ、特許権の価値は、特許権を保有する企業によって異なる。一般には、他にPositional Advantage及びCapability Advantageがあって競争上の強みをもっている企業の方が、(みるべきもののない企業よりも)特許権をより効率的に活用することができ、したがって当該特許権をより高く評価することになると思われる。そうであれば、このような企業に、特許権を売ってしまった方が、理論的には良いことになると思われる)。
2.Global Context of Management
ビジネスを世界に拡大することのメリットやその手法について学ぶコース。
ビジネスを世界に拡大することのメリットとしては、Growth(より広いマーケットを得る)も勿論あるが、世界で競争することによって得られるLearningや、他の国で得た強みをLeverageできる(例えば、Technologyの発達した国から発展途上の国に進出すると、Technologyの強みをLeverageできる)ということもある。
ビジネスを世界に拡大することの手法としては、分析対象の企業とターゲット国との違いについて、Culture、Market、Technology、Institutionの4つの観点から考察をする。
私にとっては、毎回授業で新しい理論を学ぶことができ、非常に刺激的な授業なのだが、学生によっては、「1つしか学ぶことがなかった」などとコメントをする学生もいる。
日本のローファームは、日本の一地域のみに展開しているケースが多いが、「グローバルに展開したらどうなるのか、そのためにはどうしたら良いか」といったことも自分なりに考察してみた。
3.CAT
Critical Analytical Thinkingという名のとおり、分析力を鍛え、論理的かつ批判的に文章を読解し、考え、これについて論文を書き、意見を述べることを学ぶコース。毎回、新しい分析の手法の書いた紙と長文(本など)を渡され、これをもとにして、エッセイなどを提出する。
教授と私とのOne on OneのMeetingを見に来られたアプリカントの方は、「毎回こんなに色々と学べるんですか」と非常に感激されていた。あらためて自分の恵まれた状況に感謝した。
4.Organizational Behavior
最も課題の量が少なく、秋学期の科目の中でおそらく最も学生に人気のあったコースの1つ。私にとっては、人間の行動にいかにバイアスがかかっているか、これを避けるためにどうしたら良いのか、を学べたことが有意義だった。
5.Finance
DCFから始まり、CAPM、WACC、ブラックショールズ、リアルオプションなどを一通り学ぶコース。多くのアメリカ人はFinanceに最も苦労していたが、日本人にとっては数理系であり、比較的点をとりやすいのではないかと思う。
オプションのバイノミアルモデル(株式などのオプションの対象の価値が、一単位期間に、上か下か、二つのうちどちらか一つに動くと仮定してオプションの価値を算定する)について、上に動く確率及び下に動く確率によらずしてオプションの価値が決まること(上下に動く確率は計算上不要であること)、バイノミアルモデルにおいて、(一見すると株式などが一単位期間に上か下にしか動かないという仮定はアンリアリスティックに見えても)一単位期間のそれぞれの期間を無限に小さくすれば、当該モデルもリアリスティックといえ、実務的にもオプションの価値の算定に用いることができること、といった内容は、非常に興味深く、印象に残った。また、このようなオプションの価値の算定方法を用いて、オプション以外の様々な金融資産の価値を評価できる(したがって、当該金融資産をオプションでReplicateしてリスクをヘッジすることなどもできる)ことも非常に興味深かった。
2008年11月26日水曜日
金融危機と投資銀行
以前に、投資銀行業界にご興味のある方に対するブログを御紹介しましたが、その著者の本も下記で御紹介致します。
リーマン恐慌
サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか (祥伝社新書)
投資銀行―日本に大変化が起こる
プロジェクト・コード
世界一受けたい株の授業―投資のプロが教える「王道株」投資! (別冊宝島 (1302))
別冊宝島『間違いだらけの株えらび』 (別冊宝島 (1266))
なお、 「株式がアンダーバリューされているので、今、買うべきだ」という方が良くいらっしゃいますが、『リーマン恐慌』をお読みになると、考えが変わるかもしれません。
リーマン恐慌
サバイバルとしての金融―株価とは何か・企業買収は悪いことか (祥伝社新書)
投資銀行―日本に大変化が起こる
プロジェクト・コード
世界一受けたい株の授業―投資のプロが教える「王道株」投資! (別冊宝島 (1302))
別冊宝島『間違いだらけの株えらび』 (別冊宝島 (1266))
なお、 「株式がアンダーバリューされているので、今、買うべきだ」という方が良くいらっしゃいますが、『リーマン恐慌』をお読みになると、考えが変わるかもしれません。
2008年11月11日火曜日
Stanford GSBのブログリストにのりました
当ブログが、Stanford GSBの公式ブログリストにのることになりました↓
http://www.gsb.stanford.edu/jacksonlibrary/info/news/gsbblogs.html
http://www.gsb.stanford.edu/jacksonlibrary/info/news/gsbblogs.html
2008年11月8日土曜日
課外活動が始まる
スタンフォードMBAでは、はじめの6週間は、学業に専念させるポリシーをとっており、この間学生が課外活動等をすることは禁止されています。
中間試験の終了とともに、6週間が終わると、一気に課外活動が始まりました。毎日ほぼ必ずCEO、アントレプレナー、VC等の卒業生がキャンパスを訪れて学生に経験を語られます。私自身も中間試験終了後今までほぼ毎日上記の卒業生の方々(多い日には一日約10人)にお会いして多くを学ぶことができています。
私にとっては、クリーンテクノロジーやバイオテクノロジーのVCの方々にお会いして業界の様子が分かってきたことや、アントレプレナーの方々の経験を伺い、アイディアの詰め方、チームの選び方のプロセス等を伺うことができたのは興味深い経験でした。
アントレプレナーの方々は、家庭用ソーラーパネルの販売、ダイヤモンドの販売、ITを利用した新しい教育システム等々個性的なビジネスでどれも興味深かったのですが、特に面白いと感じたビジネスとしては、レインフォレストアライアンスなる企業がありました。この企業は、発展途上国の農家の方々にコンサルをして、森林の焼却によって畑を作る旧来のビジネスを変化させて、より自然に優しく効率的な農業の方法を指導するとともに、当該農家の方々のプロダクトを利用し、かつ、トレーサビリティのある大企業の製品にサーティフィケートを発行します。大企業(スターバックスなど)にとっては、CSRをプロモーションでき、農家の方々にとっては、効率の良いビジネスをすることができるとともに大企業とビジネスをすることができ、かつ、地球環境に優しい(農業は、大地の約3割を占めているので重要です)ので、ウィンウィンのシチュエーションを構築できます。この企業は、サーティフィケートを利用する大企業から商標利用のライセンス料を取得していないのですが、料金をとってビジネスを拡大するとともにブランドを確立するのに利用した方が良い(ブランドがあるほど大企業にとってサーティフィケートを利用するインセンティブができると思いましたので)のではないか質問したところ、余り考えられていないようでした。その他には、クリーンテクノロジーのアントレプレナーの方が、グロースベック教授のケースライターだったことが、サーチファンドや起業の際に、いかに役にたったのか語られれているのが印象的でした(例えば、投資家と会うときにも、ケースを書いていたので、シリコンバレーの各起業家の逸話を語るところから話を始めることができ、印象を残すことができたのが大きかったそうです)。卒業生の方々は、CEO等の高いポジションにあるのにかかわらず、非常に親切かつ懇切丁寧に学生に対応して下さり、大変勉強になります。
英語漬けになっているので、ブログの日本語の文法が変で冗長な気がしますが、御容赦下さい。
中間試験の終了とともに、6週間が終わると、一気に課外活動が始まりました。毎日ほぼ必ずCEO、アントレプレナー、VC等の卒業生がキャンパスを訪れて学生に経験を語られます。私自身も中間試験終了後今までほぼ毎日上記の卒業生の方々(多い日には一日約10人)にお会いして多くを学ぶことができています。
私にとっては、クリーンテクノロジーやバイオテクノロジーのVCの方々にお会いして業界の様子が分かってきたことや、アントレプレナーの方々の経験を伺い、アイディアの詰め方、チームの選び方のプロセス等を伺うことができたのは興味深い経験でした。
アントレプレナーの方々は、家庭用ソーラーパネルの販売、ダイヤモンドの販売、ITを利用した新しい教育システム等々個性的なビジネスでどれも興味深かったのですが、特に面白いと感じたビジネスとしては、レインフォレストアライアンスなる企業がありました。この企業は、発展途上国の農家の方々にコンサルをして、森林の焼却によって畑を作る旧来のビジネスを変化させて、より自然に優しく効率的な農業の方法を指導するとともに、当該農家の方々のプロダクトを利用し、かつ、トレーサビリティのある大企業の製品にサーティフィケートを発行します。大企業(スターバックスなど)にとっては、CSRをプロモーションでき、農家の方々にとっては、効率の良いビジネスをすることができるとともに大企業とビジネスをすることができ、かつ、地球環境に優しい(農業は、大地の約3割を占めているので重要です)ので、ウィンウィンのシチュエーションを構築できます。この企業は、サーティフィケートを利用する大企業から商標利用のライセンス料を取得していないのですが、料金をとってビジネスを拡大するとともにブランドを確立するのに利用した方が良い(ブランドがあるほど大企業にとってサーティフィケートを利用するインセンティブができると思いましたので)のではないか質問したところ、余り考えられていないようでした。その他には、クリーンテクノロジーのアントレプレナーの方が、グロースベック教授のケースライターだったことが、サーチファンドや起業の際に、いかに役にたったのか語られれているのが印象的でした(例えば、投資家と会うときにも、ケースを書いていたので、シリコンバレーの各起業家の逸話を語るところから話を始めることができ、印象を残すことができたのが大きかったそうです)。卒業生の方々は、CEO等の高いポジションにあるのにかかわらず、非常に親切かつ懇切丁寧に学生に対応して下さり、大変勉強になります。
英語漬けになっているので、ブログの日本語の文法が変で冗長な気がしますが、御容赦下さい。
2008年11月4日火曜日
Stanford MBA留学:なぜMBAですか
そういえば、「なぜMBA?」エッセイをどう書くかについて、十分に議論していませんでした。
最初のステップは、10年後に何をしたいかを考えるところから始まるのが通常です。
「何に情熱を感じるか、何に興味があるか」「何を実現したいのか」「どういうValueがあるのか」といったことを考えていくのが一般的だと思います。
例えば、
「何に情熱を感じるのか、何に興味があるのか」=>「すべての情報を自分のパソコンにダウンロードしたい」OR「貧しい人の生活をよくすることに興味がある」
「何を実現したいのか」=>「すべての情報を検索できるようにしたい」OR「マイクロファイナンスにすべての人の手が届くようにしたい」
「どういうValueがあるのか」=>「小さい会社で働く方が好き」OR「夕方5時までしか働きたくない」
といった感じで皆さん考えていく人が多いと思われます。
もちろん、実際のエッセイでは、実現可能に見えないといけないので、どのようにして上記を実現するのか、ということを具体的に書いていき(例:ネットインパクトやキバのようなマイクロファイナンスウェブの利用)、いらない情報(例:夕方5時までしか働きたくない)をそぎ落とすことになると思われます。
ここで、ValueとPassionが、相反してしまう場合には、Passionがその方にとってどこまで大切か(Valueを短期的にあきらめるほどか)が試されることになると考えられているようです。
上記を考えるにあたって、色々な業界の知識を得ることは重要だと思われます。コンサルなどは、各コンサル企業のウェブサイトで情報が手に入りますが、情報の少ない業界もあると思われます。
とりあえず、ウェブ上で簡単に手に入る情報として、有名なものとしては、以下があります。(本や更なる情報についてはまたの機会にご紹介させて頂きたいと思います)
・投資銀行(もとMDの方のブログ。本も紹介されています)
・クリーンテクノロジー(もとクライナーパーキンスのVCの方のサイト)
最初のステップは、10年後に何をしたいかを考えるところから始まるのが通常です。
「何に情熱を感じるか、何に興味があるか」「何を実現したいのか」「どういうValueがあるのか」といったことを考えていくのが一般的だと思います。
例えば、
「何に情熱を感じるのか、何に興味があるのか」=>「すべての情報を自分のパソコンにダウンロードしたい」OR「貧しい人の生活をよくすることに興味がある」
「何を実現したいのか」=>「すべての情報を検索できるようにしたい」OR「マイクロファイナンスにすべての人の手が届くようにしたい」
「どういうValueがあるのか」=>「小さい会社で働く方が好き」OR「夕方5時までしか働きたくない」
といった感じで皆さん考えていく人が多いと思われます。
もちろん、実際のエッセイでは、実現可能に見えないといけないので、どのようにして上記を実現するのか、ということを具体的に書いていき(例:ネットインパクトやキバのようなマイクロファイナンスウェブの利用)、いらない情報(例:夕方5時までしか働きたくない)をそぎ落とすことになると思われます。
ここで、ValueとPassionが、相反してしまう場合には、Passionがその方にとってどこまで大切か(Valueを短期的にあきらめるほどか)が試されることになると考えられているようです。
上記を考えるにあたって、色々な業界の知識を得ることは重要だと思われます。コンサルなどは、各コンサル企業のウェブサイトで情報が手に入りますが、情報の少ない業界もあると思われます。
とりあえず、ウェブ上で簡単に手に入る情報として、有名なものとしては、以下があります。(本や更なる情報についてはまたの機会にご紹介させて頂きたいと思います)
・投資銀行(もとMDの方のブログ。本も紹介されています)
・クリーンテクノロジー(もとクライナーパーキンスのVCの方のサイト)
2008年11月3日月曜日
Stanford MBA 留学:何が一番大事ですか。卒業生からの手紙
Stanford MBAの「何が一番大事ですか」というエッセイの重要性、エッセイでStanfordのカルチャーにフィットしていることの重要性については以前に書かせて頂きました。
Stanfordの学生の間で伝統的に20年の間、受け継がれている手紙があるのですが、上記を考えるうえで参考になると思いますので、一部を以下に紹介させて頂きます。
"No one on his/her deathbed has been known to say, "I wish I had calculated a few more NPVs." Some have been known to wish they had taken a few more chances, loved a few more people, touched a few more lives, fought for a few more causes, caused a few more smilses." (Shirzad Bozorgchami, MBA '88)
Stanfordの学生の間で伝統的に20年の間、受け継がれている手紙があるのですが、上記を考えるうえで参考になると思いますので、一部を以下に紹介させて頂きます。
"No one on his/her deathbed has been known to say, "I wish I had calculated a few more NPVs." Some have been known to wish they had taken a few more chances, loved a few more people, touched a few more lives, fought for a few more causes, caused a few more smilses." (Shirzad Bozorgchami, MBA '88)
2008年10月30日木曜日
MBA Campus Visit
またまたハウツーな内容で恐縮ですが、MBAに行かれることを考えられるている方々の中には、そろそろキャンパスビジットをしようと思われている方も多いと思います。
私も、1年前の11月頃、GMATの点が出たこともあり、勤務先に無理をお願いして、キャンパスビジットの休暇を頂きました。
今回は、1年前に私がキャンパスビジットについて抱いていた疑問について書きたいと思います。
1 そもそもキャンパスビジットはするべきか。
キャンパスビジットは、した方が合格しやすくなる学校と、してもあまり変わらない学校があります。例えば、カリフォルニアバークレー、コロンビア、シカゴGSBは、キャンパスビジットの有無が大きく影響すると聞いたことがあります。これに対して、スタンフォードGSB、ハーバードビジネススクールは、キャンパスビジットをしてもしなくても合否には直接の影響はないと思われます(スタンフォードGSBの場合には、キャンパスビジットの有無は合否に関係ないとアドミがウェブ上で言及していたという記憶です)。ケロッグ、ウォートン等は、上記の中間に位置すると思われます。
2.キャンパスビジットをするときには英語は完璧であるべきか。
キャンパスビジットをしても必ずしもインタビューを受けるわけではありませんので、英語は完璧でなくてもOKだと思われます。ただ、余りに英語が拙い段階の場合には、スタッフの方以外のアドミに話しかけるのは避けた方が無難な学校もあるかもしれません。私の場合、インタビューの準備をする前に、コロンビアのリンダに話しかけてしまったので、「コロンビアでイノベーションに一番強いカリキュラムは何ですか」といった変な質問をしてしまい、「コロンビアは、それだけを教える学校ではなく、もっと重要なことをたくさん教えている」という趣旨のお叱り(?)を受けたのを覚えています。学生は、ウォートン以外の多くの学校において、合否に影響を与えるポジションにはいないので、学生にはどんどん話しかけて大丈夫であると思われます。
3.在校生にコンタクトすべきか。
できれば、アメリカ人の在校生にコンタクトすべきだと思われます。私の場合、バークレーから合格を頂けた理由は、アメリカ人の在校生で、興味が似ている方にコンタクトをして、バークレーのカルチャーを理解したことが大きいと感じています。非常にフレンドリーな方で、面識がないのにも関わらず、親切に対応して下さいました。
4.他に気をつけるべきことはあるか。
ミスをしないように気をつけた方が良いと思われます。私の場合、一部の学校にキャンパスビジットをした際に目立つ行為をしてしまい、それが理由で落とされたと思っています。
私も、1年前の11月頃、GMATの点が出たこともあり、勤務先に無理をお願いして、キャンパスビジットの休暇を頂きました。
今回は、1年前に私がキャンパスビジットについて抱いていた疑問について書きたいと思います。
1 そもそもキャンパスビジットはするべきか。
キャンパスビジットは、した方が合格しやすくなる学校と、してもあまり変わらない学校があります。例えば、カリフォルニアバークレー、コロンビア、シカゴGSBは、キャンパスビジットの有無が大きく影響すると聞いたことがあります。これに対して、スタンフォードGSB、ハーバードビジネススクールは、キャンパスビジットをしてもしなくても合否には直接の影響はないと思われます(スタンフォードGSBの場合には、キャンパスビジットの有無は合否に関係ないとアドミがウェブ上で言及していたという記憶です)。ケロッグ、ウォートン等は、上記の中間に位置すると思われます。
2.キャンパスビジットをするときには英語は完璧であるべきか。
キャンパスビジットをしても必ずしもインタビューを受けるわけではありませんので、英語は完璧でなくてもOKだと思われます。ただ、余りに英語が拙い段階の場合には、スタッフの方以外のアドミに話しかけるのは避けた方が無難な学校もあるかもしれません。私の場合、インタビューの準備をする前に、コロンビアのリンダに話しかけてしまったので、「コロンビアでイノベーションに一番強いカリキュラムは何ですか」といった変な質問をしてしまい、「コロンビアは、それだけを教える学校ではなく、もっと重要なことをたくさん教えている」という趣旨のお叱り(?)を受けたのを覚えています。学生は、ウォートン以外の多くの学校において、合否に影響を与えるポジションにはいないので、学生にはどんどん話しかけて大丈夫であると思われます。
3.在校生にコンタクトすべきか。
できれば、アメリカ人の在校生にコンタクトすべきだと思われます。私の場合、バークレーから合格を頂けた理由は、アメリカ人の在校生で、興味が似ている方にコンタクトをして、バークレーのカルチャーを理解したことが大きいと感じています。非常にフレンドリーな方で、面識がないのにも関わらず、親切に対応して下さいました。
4.他に気をつけるべきことはあるか。
ミスをしないように気をつけた方が良いと思われます。私の場合、一部の学校にキャンパスビジットをした際に目立つ行為をしてしまい、それが理由で落とされたと思っています。
2008年10月19日日曜日
Stanford MBA 留学:何が一番大事ですか 何を結論にするか
あなたにとって何が一番大切ですか、というエッセイは、ビジネススクールのエッセイの中でも最も難しい部類に入ると思います。そこで、今回は、(再びハウツー的な内容で恐縮ですが)何を結論にするかについて考えてみたいと思います。
これについて、学校内で学生達(受かった人達)と話していると、意外と幅広い結論です。
例:
・家族が一番大切
・インドの俳優業界の問題を解決するのが一番大切
・他人にインパクトを与えるのが一番大切
・自分の能力を最大に発揮するのが一番大切
・人の役に立つのが一番大切
(ちなみに、日本のアプリカントの方々と話をしていると「世界を変えたい」とか「世の中の役に立ちたい」と書く予定である旨話されている方々もいらっしゃいましたが、このテーマで合格したという話は今のところ聞いたことがありません。他の大勢の出願者が書くであろうティピカルな内容は避けた方が良いのかもしれません。)
例えば、ハーバードとスタンフォードに合格したある学生と話をしたところ、彼は、家族が一番大切であるというテーマで書き、幼い頃の家族とのエピソードを書き、大学時代のフットボールのチーム(彼にとって新しい家族)について書いたそうです。言われてみると、彼は体が大きく、あたたかい人柄ですので、納得がいきます。
本や映画を見ると、新たな価値観に気がつくこともあると思われます。たとえば、以下はお勧めです。
・ムハマドユヌス自伝
・13Days
・不都合な真実
例えば、13Daysを見ていると、最初に家族の団らんのシーンから始まります。核戦争の脅威が近づく中、主人公が訪れる場所は、息子がフットボールをしている場所です。核戦争の脅威がピークに達したとき、主人公が戻る場所は、家族のいる家です。そして、核戦争の脅威がさった後、ラストシーンでは、再び幸せな家族の団らんのシーンが展開されます。結論として、家族の重要性を感じることができると思います。
現在、スタンフォードビジネススクールの学生、教職員の大半は、家族、コミュニティ、友人が、自分にとって最も大切なものだと再認識していると思います。ディーンも昔リーダーシップが最も大切だとエッセイを書いたという噂がありますが、現在は、家族、コミュニティ、友人こそが最も大切だとお考えになられていると推測されます。
もちろん、これを結論とする必要はなく、自分の真の姿が見えるようなエッセイとすることが、重要だと思われます。
これについて、学校内で学生達(受かった人達)と話していると、意外と幅広い結論です。
例:
・家族が一番大切
・インドの俳優業界の問題を解決するのが一番大切
・他人にインパクトを与えるのが一番大切
・自分の能力を最大に発揮するのが一番大切
・人の役に立つのが一番大切
(ちなみに、日本のアプリカントの方々と話をしていると「世界を変えたい」とか「世の中の役に立ちたい」と書く予定である旨話されている方々もいらっしゃいましたが、このテーマで合格したという話は今のところ聞いたことがありません。他の大勢の出願者が書くであろうティピカルな内容は避けた方が良いのかもしれません。)
例えば、ハーバードとスタンフォードに合格したある学生と話をしたところ、彼は、家族が一番大切であるというテーマで書き、幼い頃の家族とのエピソードを書き、大学時代のフットボールのチーム(彼にとって新しい家族)について書いたそうです。言われてみると、彼は体が大きく、あたたかい人柄ですので、納得がいきます。
本や映画を見ると、新たな価値観に気がつくこともあると思われます。たとえば、以下はお勧めです。
・ムハマドユヌス自伝
・13Days
・不都合な真実
例えば、13Daysを見ていると、最初に家族の団らんのシーンから始まります。核戦争の脅威が近づく中、主人公が訪れる場所は、息子がフットボールをしている場所です。核戦争の脅威がピークに達したとき、主人公が戻る場所は、家族のいる家です。そして、核戦争の脅威がさった後、ラストシーンでは、再び幸せな家族の団らんのシーンが展開されます。結論として、家族の重要性を感じることができると思います。
現在、スタンフォードビジネススクールの学生、教職員の大半は、家族、コミュニティ、友人が、自分にとって最も大切なものだと再認識していると思います。ディーンも昔リーダーシップが最も大切だとエッセイを書いたという噂がありますが、現在は、家族、コミュニティ、友人こそが最も大切だとお考えになられていると推測されます。
もちろん、これを結論とする必要はなく、自分の真の姿が見えるようなエッセイとすることが、重要だと思われます。
2008年10月5日日曜日
Stanford GSBのミッション
授業が始まって15日間の感想は、一言で言ってしまうと、期待を上回る内容だったということです。
授業は、Stanford GSBのミッションに忠実な内容になっていました。Global Context of Managementなる授業では、世界の各国でビジネスを行う際に必要なフレームワークを教えるとともに、その国そのもの(文化等)をビジネスによってどこまで変えられるのか(変えられない部分もある)、どのように変えるのかということを理論的に学びます。Startegic Leadership Managementでは、リーダーに必要な洞察力などを理論的に学び、これによってマーケット、組織、自分にどのようなインパクトを与えるのかということを理論的に学び、当該理論をLabを通して実践します。さらに、CATでは論理力やプレゼンテーション能力を学びます。
カリキュラムが大幅に変更され、最初から有名教授が割り当てられました。IT企業を起業して大企業に育て上げた元CEOがリーダーに必要な洞察力を教えてくれたり、人気のSenior Facultyがコミュニケーションを教えてくれ、交渉術で著名でAssistant Deanにならないかと声をかけられた教授がチームワークを教えてくれたりといった感じです。
課題の量がやたらに多く(平均して100頁強)、発言が成績の30%を占めるので、準備が大変です。最初の授業では何も発言できなかったのですが、次の授業からは、発言できるようになりました。最近ではコメントを友人や教授に褒められることがあり、嬉しいです。
授業は、Stanford GSBのミッションに忠実な内容になっていました。Global Context of Managementなる授業では、世界の各国でビジネスを行う際に必要なフレームワークを教えるとともに、その国そのもの(文化等)をビジネスによってどこまで変えられるのか(変えられない部分もある)、どのように変えるのかということを理論的に学びます。Startegic Leadership Managementでは、リーダーに必要な洞察力などを理論的に学び、これによってマーケット、組織、自分にどのようなインパクトを与えるのかということを理論的に学び、当該理論をLabを通して実践します。さらに、CATでは論理力やプレゼンテーション能力を学びます。
カリキュラムが大幅に変更され、最初から有名教授が割り当てられました。IT企業を起業して大企業に育て上げた元CEOがリーダーに必要な洞察力を教えてくれたり、人気のSenior Facultyがコミュニケーションを教えてくれ、交渉術で著名でAssistant Deanにならないかと声をかけられた教授がチームワークを教えてくれたりといった感じです。
課題の量がやたらに多く(平均して100頁強)、発言が成績の30%を占めるので、準備が大変です。最初の授業では何も発言できなかったのですが、次の授業からは、発言できるようになりました。最近ではコメントを友人や教授に褒められることがあり、嬉しいです。
スティーブ・バルマー(マイクロソフトCEO)講演
学校が始まって10日後、早速第一回目の講演がありました。
スティーブ・バルマー氏の講演です。
http://videogsb.stanford.edu/
上記URLで聴講可能です。私にとって、最も興味深かったのは、
ビルゲイツに説得されてスタンフォードGSBを辞めて起業した際、すべての家庭にPCを置くというビジョンを持たれていた。しかし、その後、しばらくの間は、ひどい生活が続いた。
と話されていたことです。
ビジョンの大切さとチャンスを感じたときには、現在のポジションに固執せずに取りにいくことが大切であることを学びました。
スティーブ・バルマー氏の講演です。
http://videogsb.stanford.edu/
上記URLで聴講可能です。私にとって、最も興味深かったのは、
ビルゲイツに説得されてスタンフォードGSBを辞めて起業した際、すべての家庭にPCを置くというビジョンを持たれていた。しかし、その後、しばらくの間は、ひどい生活が続いた。
と話されていたことです。
ビジョンの大切さとチャンスを感じたときには、現在のポジションに固執せずに取りにいくことが大切であることを学びました。
2008年9月15日月曜日
Stanford MBAの友人
あるクラスメートと料理屋で一緒にいると、「あいつ●●じゃない?」という騒ぎがおきました。
昔俳優をしていたことが発覚しました。
http://jp.youtube.com/watch?v=SvsorCSGOno
彼は、コンサルで起業して成功もしているのですが、偉ぶらない好青年で、見習いたいです。
祖国の騒乱で苦労してStanfordに戻ってきたように感じるのですが、その辺の事情を本人は誰にも余り語りたがっていないようです。
昔俳優をしていたことが発覚しました。
http://jp.youtube.com/watch?v=SvsorCSGOno
彼は、コンサルで起業して成功もしているのですが、偉ぶらない好青年で、見習いたいです。
祖国の騒乱で苦労してStanfordに戻ってきたように感じるのですが、その辺の事情を本人は誰にも余り語りたがっていないようです。
Stanford MBAのウェルカムパーティー
9月14日、ウェルカムパーティがあり、今年のStanford MBAの全員が集合しました。
Dean, Associate Deanのスピーチがありました。
Deanのスピーチは、概ね以下の内容で、Stanford MBAのミッションを語ったという印象でした。
「自分が君たちと同じ席にいたとき、当時のDeanが何を話したのかは覚えていない。しかし、当時のDeanの人となりはよく覚えている。ideaとintegrityを持ち、言行が一致し、自分の行動に責任を持つ人だった。君たちもこの学校のカルチャーの一員として、同じようにして欲しいと思う。Stanford MBAは、世界にインパクトを与えるマネジメントを教え、リーダーを育て、上記のマネジメント教育によって、世界を変えることをミッションにしている。しかし、それだけではない。私は、Managementについて学ぶ過程で、君たちがもっと自分のことをよく知り、世界に対する見方が変わり、君たち自身を変えることができると信じている。そして、君たちも自分を変えたいと思ってここに来たと信じている。2年間、自分のcomfort zoneから抜け出し、そして、自分のやりたいことを学んでほしい。2年後の君たちは、世界に対する見方が変わり、自分自身のことをよく知り、変化していると信じている。そのようになった君たちに会うのを楽しみにしている。」
Associate Deanのスピーチは、MBAの2年間をどのように過ごすべきかという点に焦点が当てられていました。
「Stanford MBAの2年間で大切なのは、次の3点です。第一に、自分自身でいること。誰か別の人になろうとせず、他の人に惑わされないこと。第二に、get out of your comfort zoneを徹底すること。第三に、友人をはじめ、Stanford MBAでいかせる機会を徹底的にいかすこと。そのためには、常に、何も前提(Assumption)をおかないようにすること。」 (実際には、このようなマニュアル的な表現ではなく、映画のエピソードを混じえながら、うまくスピーチされていましたが、エッセンスは左記のとおりでした。)
終了した後は、パーティでした。しょっちゅうイベントがあるのですが、こちらでは皆会った瞬間に握手が交わされ、すぐに友達になってしまうという感じで、collaborativeなカルチャーを実感しています。
Dean, Associate Deanのスピーチがありました。
Deanのスピーチは、概ね以下の内容で、Stanford MBAのミッションを語ったという印象でした。
「自分が君たちと同じ席にいたとき、当時のDeanが何を話したのかは覚えていない。しかし、当時のDeanの人となりはよく覚えている。ideaとintegrityを持ち、言行が一致し、自分の行動に責任を持つ人だった。君たちもこの学校のカルチャーの一員として、同じようにして欲しいと思う。Stanford MBAは、世界にインパクトを与えるマネジメントを教え、リーダーを育て、上記のマネジメント教育によって、世界を変えることをミッションにしている。しかし、それだけではない。私は、Managementについて学ぶ過程で、君たちがもっと自分のことをよく知り、世界に対する見方が変わり、君たち自身を変えることができると信じている。そして、君たちも自分を変えたいと思ってここに来たと信じている。2年間、自分のcomfort zoneから抜け出し、そして、自分のやりたいことを学んでほしい。2年後の君たちは、世界に対する見方が変わり、自分自身のことをよく知り、変化していると信じている。そのようになった君たちに会うのを楽しみにしている。」
Associate Deanのスピーチは、MBAの2年間をどのように過ごすべきかという点に焦点が当てられていました。
「Stanford MBAの2年間で大切なのは、次の3点です。第一に、自分自身でいること。誰か別の人になろうとせず、他の人に惑わされないこと。第二に、get out of your comfort zoneを徹底すること。第三に、友人をはじめ、Stanford MBAでいかせる機会を徹底的にいかすこと。そのためには、常に、何も前提(Assumption)をおかないようにすること。」 (実際には、このようなマニュアル的な表現ではなく、映画のエピソードを混じえながら、うまくスピーチされていましたが、エッセンスは左記のとおりでした。)
終了した後は、パーティでした。しょっちゅうイベントがあるのですが、こちらでは皆会った瞬間に握手が交わされ、すぐに友達になってしまうという感じで、collaborativeなカルチャーを実感しています。
2008年9月12日金曜日
はじめてGSBで授業を受ける
はじめてGSBで授業を受けました。不安だったので、かなり一生懸命準備しました。
インターナショナルStudent向けの、おおむね以下のような内容のケースです。
「メルクが、1978年に、river blindnessなる病気に対して、動物向けに開発済みの薬が応用できるのではないかと気づく。新薬の開発に成功するかは分からない。仮に開発に成功したとしても、この病気は発展途上国の人々に固有の病気なので、患者の財産やDistributionの問題のため、直接の利益が生ずるとは考えられない。当時、メルクの科学者には、利益のためだけではなく、人類の苦痛を減らすために薬を開発するというカルチャーがあった。メルクは新薬の開発に着手すべきか。(数頁の内容を要約しているので、数字など重要な情報が抜けています)」
メルクの当時の財務状況をAccountingを利用して分析しつつ、株主のために利益をあげるべき企業が直接利益の生じない事業に着手することに問題がないかを中心に議論が進んでいきました。
新薬の開発がブランドの向上に資すること(顧客がクリーンな企業には高い値段を払い、間接的には利益向上に資するかもしれない)、科学者のモチベーションをあげること(次の新薬開発につながるかもしれず、また、低い給料でより良い科学者を雇えるかもしれないという意味では利益上昇につながる)といったプラス面をディスカッションしつつ、ブラックマーケットで取引がされてメルクのマーケットが減少しないか、副作用が人に生じた場合にはかえってメルクの薬を購入する顧客が減るのではないか、といったマイナス面を議論しました。また、政府、WHO、NGOとの協力の可能性、メディアに対する対応の仕方も議論しました。
Stanford MBAの環境は、私には非常に新鮮でした。クラスで出会った初対面の学生同士が、嬉々として議論をして触発しあっていました。また、教授は、GSBファミリーの一員という感じの方で、生徒を暖かく迎えてくれているのが感じられました。なぜか力が湧いてくるような感じがしました。初心を忘れないようにしたいと思います。
インターナショナルStudent向けの、おおむね以下のような内容のケースです。
「メルクが、1978年に、river blindnessなる病気に対して、動物向けに開発済みの薬が応用できるのではないかと気づく。新薬の開発に成功するかは分からない。仮に開発に成功したとしても、この病気は発展途上国の人々に固有の病気なので、患者の財産やDistributionの問題のため、直接の利益が生ずるとは考えられない。当時、メルクの科学者には、利益のためだけではなく、人類の苦痛を減らすために薬を開発するというカルチャーがあった。メルクは新薬の開発に着手すべきか。(数頁の内容を要約しているので、数字など重要な情報が抜けています)」
メルクの当時の財務状況をAccountingを利用して分析しつつ、株主のために利益をあげるべき企業が直接利益の生じない事業に着手することに問題がないかを中心に議論が進んでいきました。
新薬の開発がブランドの向上に資すること(顧客がクリーンな企業には高い値段を払い、間接的には利益向上に資するかもしれない)、科学者のモチベーションをあげること(次の新薬開発につながるかもしれず、また、低い給料でより良い科学者を雇えるかもしれないという意味では利益上昇につながる)といったプラス面をディスカッションしつつ、ブラックマーケットで取引がされてメルクのマーケットが減少しないか、副作用が人に生じた場合にはかえってメルクの薬を購入する顧客が減るのではないか、といったマイナス面を議論しました。また、政府、WHO、NGOとの協力の可能性、メディアに対する対応の仕方も議論しました。
Stanford MBAの環境は、私には非常に新鮮でした。クラスで出会った初対面の学生同士が、嬉々として議論をして触発しあっていました。また、教授は、GSBファミリーの一員という感じの方で、生徒を暖かく迎えてくれているのが感じられました。なぜか力が湧いてくるような感じがしました。初心を忘れないようにしたいと思います。
2008年9月10日水曜日
Stanford MBAでのバックパック旅行
9月7日から9日まで、Stanford MBAのクラスの一貫でOutward Bound Tripなるバックパック旅行に行ってきました。「生涯の友人ができる」というフレコミを受けて参加したのですが、それは勿論のこと、自分自身についてさらに知るという意味でも大変有意義でした。
<自分自身についてさらに知る>
旅行の初日、「チームに貢献したい」という一心で、大量の荷物を引き受けてしまいました。テントを背負い、率先して重い食糧をバックパックに詰め込みました。結果、物凄く重い荷物になってしまいました。
上り下りの激しい、触れると毒に侵される植物の多い、狭い山道を10キロほど登り下りしているうちに、足の裏に大きな豆ができてつぶれ、その上に更に豆ができました。そのうえ、ひざを痛めてしまい、折り曲げられなくなりました。(仕事でも良かれと思って引き受けすぎてパンクするとかえってチームメートに迷惑をかけますが、バックパック旅行が初めての私は、自分の限界を知らず、上記と同じミスをしてしまったわけです)
最初、「これはもう限界だ。早く目的地につかないものか」とばかり考え、バックパックの重さに耐えかねて、下ばかり見ていました。他のメンバーのスピードについていくのに必死でした。
この状況がしばらく続くいたあと、不思議と頭と体の感覚がマヒしてきて、かえってまわりの景色が見えるようになりました。そして、「大変だけど、まわりの景色も楽しんでみよう」と発想を転換することができました。他のメンバーのスピードに「ついていこう」、と思うのも止めて、「自分の意思とまわりのスピードとの調和で、自分の歩く速度をコントロールしよう」と思い直しました。
「人生とは重き荷物を背負って坂道を登るようなもの。忙ぐべからず」という徳川家康の言葉がありますが、時として「目的を達成しよう」という義務感であせってしまい、まわりがみえず、その場その場を最大に楽しんでいないことのある自分を反省しました。
<あなたにとって何が一番大切なのですか>
あるアメリカ人のクラスメートに、スタンフォードの「何があなたにとって一番大切なのですか」とのエッセイに何を書いたのか聞いたところ、「私にとって一番大切なのは、to impact peopleで、自分のNPOでの経験を記述した」と言っていました。彼女は、NPOで働いて、キューバや北朝鮮などの国々に民主主義を宣伝する職業をしていたそうです。
<アメリカ人との違い>
バックパック旅行に参加したアメリカ人の殆どは、フットボール、ラグビー、ジョギング、バックパック等のスポーツを一生懸命やってきた人たちで、体のサイズもかなり大きな人が多いという印象でした。そして、体が大きいだけではなく、非常に知的でした(例えば、キャンプ場に出没するアライグマの『化』学的な撃退法というような話を日常の会話の中でしてきます)。一緒に旅行して、彼らと自分との大きな差に気が付きました。
まず、彼らは意思決定をすることに大変慣れていました。例えば、Outward Bound Tripでは、プロのInstructorがつきますので、私は日本人の感覚で、「道もよく知っているInstructorに黙ってついて行くのかな」となんとなく考えていたのですが、アメリカ人達は分かれ道に来る度に自分達で議論をして、どんどん進む道を決めていきました(dangerousというwarningがある道にも入っていきました)。インド人やブラジル人など様々な国の学生が参加しましたが、上記の意思決定の点では、アメリカ人が圧倒的に慣れていました。
次に、彼らは、見知らぬ状況にdiveするのを恐れませんでした。例えば、私の場合、ひざを痛めてしまった後は、「あまりひざを動かすと更に痛めてしまうのではなかろうか」などと色々と心配してしまい、心配をしながら漸く体が動く、という感じなのですが、アメリカ人は、不確かな状況にどんどんdiveしていきました(例えば、毒のある植物で一杯の道にも躊躇なしに入っていきました)。 これは、お互いに議論をするときにも同じでした。私の場合、正しい英語をしゃべろうという意識が無意識のうちに働いてしまっており、失敗を恐れ、議論にdiveしていませんでした。失敗を怖がるのをやめようと自分に言いきかせるように心掛け、次第に議論に貢献できる量が多くなりました(冗談を言って皆が笑ってくれたときなどには嬉しく感じました)。
また、アメリカ人は根はとても親切なのですが、アジア人のように相手の意向をおもんばかって、(何も要求しない)無言の相手に親切にしてあげることは苦手のようでした。(明確にコミュニケーションをとると、大変親切でした。)
7年前にアメリカに住んでいた頃にアメリカ人と日本人の違いは結構学んだつもりだったのですが、またわすれてしまったようです。
<かけがえのない友人との出会い>
ひざを痛めてしまい、ひざが曲がらなかったため、動きが遅くなり、チームメートに貢献できる機会が少なくなりました。しかし、ひざを使わなくてもできる作業でチームを手伝い、逆に助けが必要なときには、(アジア的に無言なのではなく)明確に助けを求めるようになりました。そうするうちに、お互いに信頼感が芽生え、お互いがお互いにrely onする素晴らしい環境が生まれました。
<自然の中での生活と達成感>
バックパック旅行をした道は舗装されておらず、狭く、険しく、毒草が大量に生えていました。また、キャンプ場は、どぶ鼠がそこら中を走り回っていて、夜になるとテント(壁や床がない)の食糧をアライグマとスカンクが襲いに来るというWildな場所でした。例えば、真夜中に私がテントの端で寝袋に入って寝ていると、スカンクが足音をたててやってきて、マグカップを長時間、舐めていました。夜に雨が降り、テントに壁がないので、雨水が顔に当たりました。食糧は、クラッカーとチーズとサラミ。食器は、ヒビが入って、泥だらけ。(当然トイレは簡易でシャワーはない)
このような環境に最初は閉口しました。しかし、自然の中で、「クラッカーとチーズはこんなにおいしかったのか」と気づき、また、テントの寝袋で眠る気持ちの良さを知ることができました。
そして、ひざを痛め、豆まみれになりながら、合計30キロ以上の旅行を終えた後には確かな達成感がありました。
Stanfordのカルチャーを表す言葉の一つに"get out of your comfort zone"というのがあると思いますが、今回の旅行は、まさにそのような領域であり、多くを学ぶことができました。
<自分自身についてさらに知る>
旅行の初日、「チームに貢献したい」という一心で、大量の荷物を引き受けてしまいました。テントを背負い、率先して重い食糧をバックパックに詰め込みました。結果、物凄く重い荷物になってしまいました。
上り下りの激しい、触れると毒に侵される植物の多い、狭い山道を10キロほど登り下りしているうちに、足の裏に大きな豆ができてつぶれ、その上に更に豆ができました。そのうえ、ひざを痛めてしまい、折り曲げられなくなりました。(仕事でも良かれと思って引き受けすぎてパンクするとかえってチームメートに迷惑をかけますが、バックパック旅行が初めての私は、自分の限界を知らず、上記と同じミスをしてしまったわけです)
最初、「これはもう限界だ。早く目的地につかないものか」とばかり考え、バックパックの重さに耐えかねて、下ばかり見ていました。他のメンバーのスピードについていくのに必死でした。
この状況がしばらく続くいたあと、不思議と頭と体の感覚がマヒしてきて、かえってまわりの景色が見えるようになりました。そして、「大変だけど、まわりの景色も楽しんでみよう」と発想を転換することができました。他のメンバーのスピードに「ついていこう」、と思うのも止めて、「自分の意思とまわりのスピードとの調和で、自分の歩く速度をコントロールしよう」と思い直しました。
「人生とは重き荷物を背負って坂道を登るようなもの。忙ぐべからず」という徳川家康の言葉がありますが、時として「目的を達成しよう」という義務感であせってしまい、まわりがみえず、その場その場を最大に楽しんでいないことのある自分を反省しました。
<あなたにとって何が一番大切なのですか>
あるアメリカ人のクラスメートに、スタンフォードの「何があなたにとって一番大切なのですか」とのエッセイに何を書いたのか聞いたところ、「私にとって一番大切なのは、to impact peopleで、自分のNPOでの経験を記述した」と言っていました。彼女は、NPOで働いて、キューバや北朝鮮などの国々に民主主義を宣伝する職業をしていたそうです。
<アメリカ人との違い>
バックパック旅行に参加したアメリカ人の殆どは、フットボール、ラグビー、ジョギング、バックパック等のスポーツを一生懸命やってきた人たちで、体のサイズもかなり大きな人が多いという印象でした。そして、体が大きいだけではなく、非常に知的でした(例えば、キャンプ場に出没するアライグマの『化』学的な撃退法というような話を日常の会話の中でしてきます)。一緒に旅行して、彼らと自分との大きな差に気が付きました。
まず、彼らは意思決定をすることに大変慣れていました。例えば、Outward Bound Tripでは、プロのInstructorがつきますので、私は日本人の感覚で、「道もよく知っているInstructorに黙ってついて行くのかな」となんとなく考えていたのですが、アメリカ人達は分かれ道に来る度に自分達で議論をして、どんどん進む道を決めていきました(dangerousというwarningがある道にも入っていきました)。インド人やブラジル人など様々な国の学生が参加しましたが、上記の意思決定の点では、アメリカ人が圧倒的に慣れていました。
次に、彼らは、見知らぬ状況にdiveするのを恐れませんでした。例えば、私の場合、ひざを痛めてしまった後は、「あまりひざを動かすと更に痛めてしまうのではなかろうか」などと色々と心配してしまい、心配をしながら漸く体が動く、という感じなのですが、アメリカ人は、不確かな状況にどんどんdiveしていきました(例えば、毒のある植物で一杯の道にも躊躇なしに入っていきました)。 これは、お互いに議論をするときにも同じでした。私の場合、正しい英語をしゃべろうという意識が無意識のうちに働いてしまっており、失敗を恐れ、議論にdiveしていませんでした。失敗を怖がるのをやめようと自分に言いきかせるように心掛け、次第に議論に貢献できる量が多くなりました(冗談を言って皆が笑ってくれたときなどには嬉しく感じました)。
また、アメリカ人は根はとても親切なのですが、アジア人のように相手の意向をおもんばかって、(何も要求しない)無言の相手に親切にしてあげることは苦手のようでした。(明確にコミュニケーションをとると、大変親切でした。)
7年前にアメリカに住んでいた頃にアメリカ人と日本人の違いは結構学んだつもりだったのですが、またわすれてしまったようです。
<かけがえのない友人との出会い>
ひざを痛めてしまい、ひざが曲がらなかったため、動きが遅くなり、チームメートに貢献できる機会が少なくなりました。しかし、ひざを使わなくてもできる作業でチームを手伝い、逆に助けが必要なときには、(アジア的に無言なのではなく)明確に助けを求めるようになりました。そうするうちに、お互いに信頼感が芽生え、お互いがお互いにrely onする素晴らしい環境が生まれました。
<自然の中での生活と達成感>
バックパック旅行をした道は舗装されておらず、狭く、険しく、毒草が大量に生えていました。また、キャンプ場は、どぶ鼠がそこら中を走り回っていて、夜になるとテント(壁や床がない)の食糧をアライグマとスカンクが襲いに来るというWildな場所でした。例えば、真夜中に私がテントの端で寝袋に入って寝ていると、スカンクが足音をたててやってきて、マグカップを長時間、舐めていました。夜に雨が降り、テントに壁がないので、雨水が顔に当たりました。食糧は、クラッカーとチーズとサラミ。食器は、ヒビが入って、泥だらけ。(当然トイレは簡易でシャワーはない)
このような環境に最初は閉口しました。しかし、自然の中で、「クラッカーとチーズはこんなにおいしかったのか」と気づき、また、テントの寝袋で眠る気持ちの良さを知ることができました。
そして、ひざを痛め、豆まみれになりながら、合計30キロ以上の旅行を終えた後には確かな達成感がありました。
Stanfordのカルチャーを表す言葉の一つに"get out of your comfort zone"というのがあると思いますが、今回の旅行は、まさにそのような領域であり、多くを学ぶことができました。
Stanford 流 英語学習法 コメディの利用
7年前にStanford Summer Schoolに留学した際に仲良くなったオランダ人(英語は母国語でないが、彼の英語はネイティブと同様に聞こえた)に、どうしたら英語が上手くしゃべれるようになるか質問したところ、「英語のコメディを見た方が良い」とのことでした。
スタンフォードのサマースクールの英語の授業の中にも、アメリカのテレビドラマ(Sitcom)などのコメディを利用して英語や文化を学習するコースがあります(American Humourというコースです)。その内容は、以下に挙げたマテリアルを全員で聞いて、その内容を解説するというものです。
Stanfordで推奨されているマテリアル
1990年代以降の作品
「アリー・マイラブAlly Mcbeal
」
「デスパレートな妻たちDesperate Housewives 1
2
3
」
「アグリー・ベティUgly Betty
」
「フレンズFriends
」
「フルハウスFull House
」
「ザ・シンプソンズThe Simpsons(アニメ)
」
「サウスパークSouth Park(アニメ)
」
「Futurama(アニメ)
」
「ファミリー・ガイFamily Guy(アニメ)
」
「キング・オブ・ザ・ヒルKing of the Hill(アニメ)
」
1980年代の作品
「The Cosby Show」
「Seinfeld」
「Everybody Loves Raymond」
1970年代の作品
「Happy Days」
「Laverne and Shirley」
「Mork and Mindy」
「Man About the House」
「Three's Company」
「M*A*S*H」
「The Mary Tyler Moore Show」
「All in the Family」
「Maude」
「The Jeffersons」
「Good Times」
1960年代の作品
「The Bradt Bunch:」
「The Partridge Family」
「The Flintstones」
「The Jetsons」
「Get Smart」
「Batman」
「I Dream of Jeannie」
「Bewitched」
「The Munster」
「アダムス・ファミリーThe Addams Family
」
1940年代
「I Love Lucy」
「The Honeymooners」
「Make Room For Daddy」
「The Dick Van Dyke Show」
上記方法を利用した方から頂いたコメント:
SITCOMとは Sitcomとは、日常生活をストーリーの設定とした連続ホームコメディを言います。 最近のドラマでは、職場を舞台にした「アリー・マイラブAlly Mcbeal」や家庭内を舞台にした「デスパレートな妻たちDesperate Housewives」がそれにあたります。SITCOMを利用する利点としては、日常会話なので、非常に会話のスピードが速くListeningを鍛えることができます。またニュアンスや、使用するシチュエーションも合わせて知ることもできます。コメディの場合、セリフをオーバーに言うこともあるため、発音の勉強にもなります。また、30分程度ということで、映画より短くまとまっているので勉強に取り入れやすいようです。ストーリー的にも、視覚的にも面白く、単純に楽しめるため、本での勉強に疲れたら、DVDでも観て楽みながら勉強するのもいいかもしれません。 利用するときのポイント DVDを利用すれば、字幕の有無を選べるので便利です。1回目は「字幕無し」でがんばって聞いて観てみる。2回目は英語の「字幕有り」で観てみる。気になった単語だけ調べてみる。気に入ったセリフを役者になりきって真似する。 こうすると、リスニング、単語、会話までさらりと勉強できます。
Sitcomはもともとラジオドラマから始り、1940年代の終わりに、テレビにも登場しました。初期のSitcomはライブをキネスコープで録画したものだったり、あるいはまったく録画せずライブのまま放送したものでした。テレビのSitcomの先駆者としてDesi Arnazがおり、彼は妻Lucille Ballとともに「I Love Lucy」を作成し大ヒットとなります。また、その先見の銘から、すべてのエピソードをフィルムに録画し再放送するというアイディアも生み出しビジネスとしても成功ます。
Sitcomは次第に二つのカテゴリーに分かれていきます。一つが家庭を、もう一つが職場を舞台にしたコメディへと分かれます。「デスパレートな妻たち」が前者、「アリー・マイラブ」が後者にあたります。
スタンフォードのサマースクールの英語の授業の中にも、アメリカのテレビドラマ(Sitcom)などのコメディを利用して英語や文化を学習するコースがあります(American Humourというコースです)。その内容は、以下に挙げたマテリアルを全員で聞いて、その内容を解説するというものです。
Stanfordで推奨されているマテリアル
1990年代以降の作品
「アリー・マイラブAlly Mcbeal
「デスパレートな妻たちDesperate Housewives 1
「アグリー・ベティUgly Betty
「フレンズFriends
「フルハウスFull House
「ザ・シンプソンズThe Simpsons(アニメ)
「サウスパークSouth Park(アニメ)
「Futurama(アニメ)
「ファミリー・ガイFamily Guy(アニメ)
「キング・オブ・ザ・ヒルKing of the Hill(アニメ)
1980年代の作品
「The Cosby Show」
「Seinfeld」
「Everybody Loves Raymond」
1970年代の作品
「Happy Days」
「Laverne and Shirley」
「Mork and Mindy」
「Man About the House」
「Three's Company」
「M*A*S*H」
「The Mary Tyler Moore Show」
「All in the Family」
「Maude」
「The Jeffersons」
「Good Times」
1960年代の作品
「The Bradt Bunch:」
「The Partridge Family」
「The Flintstones」
「The Jetsons」
「Get Smart」
「Batman」
「I Dream of Jeannie」
「Bewitched」
「The Munster」
「アダムス・ファミリーThe Addams Family
1940年代
「I Love Lucy」
「The Honeymooners」
「Make Room For Daddy」
「The Dick Van Dyke Show」
上記方法を利用した方から頂いたコメント:
SITCOMとは Sitcomとは、日常生活をストーリーの設定とした連続ホームコメディを言います。 最近のドラマでは、職場を舞台にした「アリー・マイラブAlly Mcbeal」や家庭内を舞台にした「デスパレートな妻たちDesperate Housewives」がそれにあたります。SITCOMを利用する利点としては、日常会話なので、非常に会話のスピードが速くListeningを鍛えることができます。またニュアンスや、使用するシチュエーションも合わせて知ることもできます。コメディの場合、セリフをオーバーに言うこともあるため、発音の勉強にもなります。また、30分程度ということで、映画より短くまとまっているので勉強に取り入れやすいようです。ストーリー的にも、視覚的にも面白く、単純に楽しめるため、本での勉強に疲れたら、DVDでも観て楽みながら勉強するのもいいかもしれません。 利用するときのポイント DVDを利用すれば、字幕の有無を選べるので便利です。1回目は「字幕無し」でがんばって聞いて観てみる。2回目は英語の「字幕有り」で観てみる。気になった単語だけ調べてみる。気に入ったセリフを役者になりきって真似する。 こうすると、リスニング、単語、会話までさらりと勉強できます。
Sitcomはもともとラジオドラマから始り、1940年代の終わりに、テレビにも登場しました。初期のSitcomはライブをキネスコープで録画したものだったり、あるいはまったく録画せずライブのまま放送したものでした。テレビのSitcomの先駆者としてDesi Arnazがおり、彼は妻Lucille Ballとともに「I Love Lucy」を作成し大ヒットとなります。また、その先見の銘から、すべてのエピソードをフィルムに録画し再放送するというアイディアも生み出しビジネスとしても成功ます。
Sitcomは次第に二つのカテゴリーに分かれていきます。一つが家庭を、もう一つが職場を舞台にしたコメディへと分かれます。「デスパレートな妻たち」が前者、「アリー・マイラブ」が後者にあたります。
2008年9月7日日曜日
Stanford MBAでの旅行
明日からGSBのバックパッキング旅行がはじまります。
入学前に学生同士が仲良くなるためのプログラムで大変楽しみです。
(あらいぐまの集団に毎晩襲われるのが短所らしいですが)
入学して2週間後の週末には、タホ湖などのスポットへの旅行イベントもあり、勉強の合間にも楽しみがあるようです。
旅行といえば、Stanford MBAでのOpportunityの一つにService Learning Tripがあります。
その様子は、例えば、以下のとおりであり、文字通り、Life Changingな旅行のようです。
http://video.google.com/videoplay?docid=-88517339801920612&pr=goog-sl
http://www.gsbcaffeination.blogspot.com/
http://videogsb.stanford.edu/index.jsp?fr_story=9a672f157a49b8671c47ea3c98751d2783a6d206
Service Learning Tripの目的地としてインドを選択すると、有名なAcumen Fundの創業者(Stanford MBAの卒業生)にも会えます。なお、この方について記述した以下の記事を、MBA受験の際のWhy MBAエッセイのお手本にしました。
http://www.gsb.stanford.edu/news/bmag/sbsm0705/feature_novogratz.html
入学前に学生同士が仲良くなるためのプログラムで大変楽しみです。
(あらいぐまの集団に毎晩襲われるのが短所らしいですが)
入学して2週間後の週末には、タホ湖などのスポットへの旅行イベントもあり、勉強の合間にも楽しみがあるようです。
旅行といえば、Stanford MBAでのOpportunityの一つにService Learning Tripがあります。
その様子は、例えば、以下のとおりであり、文字通り、Life Changingな旅行のようです。
http://video.google.com/videoplay?docid=-88517339801920612&pr=goog-sl
http://www.gsbcaffeination.blogspot.com/
http://videogsb.stanford.edu/index.jsp?fr_story=9a672f157a49b8671c47ea3c98751d2783a6d206
Service Learning Tripの目的地としてインドを選択すると、有名なAcumen Fundの創業者(Stanford MBAの卒業生)にも会えます。なお、この方について記述した以下の記事を、MBA受験の際のWhy MBAエッセイのお手本にしました。
http://www.gsb.stanford.edu/news/bmag/sbsm0705/feature_novogratz.html
2008年9月4日木曜日
法律豆知識(2) シリコンバレーの成功ビジネスは日本で適法なのか
Stanford MBAの卒業生のはじめられたビジネスの一つに、kiva.orgがあります。
http://www.kiva.org/app.php
ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏のマイクロファイナンスは、少額のローンを無担保で貧困者に貸し付け、今まで超高利貸に依存していた貧困者のビジネスから利益が生ずるようにし、貧困者をempowermentし、世界から貧困を撲滅する手法として注目されています。
kiva.orgは、このような流れの中で、登場し、ローンを貸したい者とローンを借りたい者を結びつけることをビジネスモデルのコアにしています。ストラクチャーは、下記URLのとおりです。
http://www.kiva.org/about/how/
同種のビジネスとして、下記もあります。
http://www.prosper.com/
http://uk.zopa.com/ZopaWeb/
また、先日もいわゆるトップスクールのMBAの方々が、これらをさらに進化させたものを行いたいと言われておりました。
しかし、この種のビジネスを日本で行うことは適法なのでしょうか。
最も大きな問題として、貸金業法上の問題があります。
貸金業法第2条は、金銭の貸付けを業として行うことを貸金業としていますが、貸金業を行うのには登録が必要です(貸金業法第3条)。 判例や行政解釈をリサーチしたわけではありませんが、マイクロファイナンスであっても、ローンを反復継続して実行するという上記のビジネスが、貸金業に該当して登録が必要になることを避けることは難しいように思われます。(収益目的がないとするのは難しいことも多いでしょうから、民法34条によって法人を設立して登録義務を免れることも難しいように思われます。貸金業法施行令第1条の2第2号イ) 感覚的には、貸金業の登録を受けることを前提にしてもやっているだけのビジネスとする必要がありそうです。上記がクリアできたとしても、出資法・銀行法との関係で預り金・預金を受けないストラクチャーが作れるのか、とか、弁護士法・債権管理回収業に関する特別措置法との関係で債権回収を代行しないストラクチャーとできるのかといった問題があります。
本当に重要なビジネス以外の法律面でわずらわされるところが多く、必要以上に規制が厳しすぎるのかもしれません。
http://www.kiva.org/app.php
ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏のマイクロファイナンスは、少額のローンを無担保で貧困者に貸し付け、今まで超高利貸に依存していた貧困者のビジネスから利益が生ずるようにし、貧困者をempowermentし、世界から貧困を撲滅する手法として注目されています。
kiva.orgは、このような流れの中で、登場し、ローンを貸したい者とローンを借りたい者を結びつけることをビジネスモデルのコアにしています。ストラクチャーは、下記URLのとおりです。
http://www.kiva.org/about/how/
同種のビジネスとして、下記もあります。
http://www.prosper.com/
http://uk.zopa.com/ZopaWeb/
また、先日もいわゆるトップスクールのMBAの方々が、これらをさらに進化させたものを行いたいと言われておりました。
しかし、この種のビジネスを日本で行うことは適法なのでしょうか。
最も大きな問題として、貸金業法上の問題があります。
貸金業法第2条は、金銭の貸付けを業として行うことを貸金業としていますが、貸金業を行うのには登録が必要です(貸金業法第3条)。 判例や行政解釈をリサーチしたわけではありませんが、マイクロファイナンスであっても、ローンを反復継続して実行するという上記のビジネスが、貸金業に該当して登録が必要になることを避けることは難しいように思われます。(収益目的がないとするのは難しいことも多いでしょうから、民法34条によって法人を設立して登録義務を免れることも難しいように思われます。貸金業法施行令第1条の2第2号イ) 感覚的には、貸金業の登録を受けることを前提にしてもやっているだけのビジネスとする必要がありそうです。上記がクリアできたとしても、出資法・銀行法との関係で預り金・預金を受けないストラクチャーが作れるのか、とか、弁護士法・債権管理回収業に関する特別措置法との関係で債権回収を代行しないストラクチャーとできるのかといった問題があります。
本当に重要なビジネス以外の法律面でわずらわされるところが多く、必要以上に規制が厳しすぎるのかもしれません。
Stanford MBAの大先輩から学ぶ (2) 有名な起業家
地獄のように厳しいと言われている授業が始まる前に少しでも楽しもうと、最近は今年Stanford MBAに留学する日本人3人組で行動することが多いです(ビジネス、行政、法律とバックグラウンドも違うからか話をしていても楽しいのです)。
昨日も、シリコンバレーの日本人で最も有名な起業家のうちの一人に3人組でお会いしてきました。
特に印象に残ったのは、
「目的をもって、計画を練って、こうやってこうやったらこうなる、という風には私は生きてきませんでした。そのときそのときの波にのって、ただし、チャンスがきたら『さっと取る』ことが大切。他の人も行動していますから、迷って考えて、ゆっくりしているとチャンスは逃げてしまいます」
という趣旨の教えでした。
「手に入らないものは手に入らないのだし、手に入るもののなからその場その場でベストなものを選択する」ともおしゃっていました。
あまり肩に力を入れすぎると波にうまくのれないということなのでしょうか。その場その場で将来の自分の理想像はイメージするものの、それに固執し過ぎないということなのでしょうか。
その他に特に印象に残ったのは、以下の趣旨のやりとりでした。
「専門外の技術が難しくてビジネスに支障が出るのかというとそんなことはない。技術の本当にディープな部分は、難しいのかもしれないが、私のビジネスに必要な、例えば、どの企業がどのような技術を持っているのか、といったことは簡単に学べる。」
「ネットワーキングとか、『凄い人』に会うのに重要なのは、その人に会う理由を明確に説明すること。誰かからの紹介というのは、その次にくる。それから、良くネットワーキングでビジネスができると勘違いする人がいるが、そのようなことは決してない。」
(なぜそんなに引出しが広いのか、ニュースを大量に読んでいるのかという学生の質問に対して)「新聞や雑誌をそれほど読んでいるわけではない。隅から隅まで読むのではなくて見出しを読む程度ですませてしまう部分も多いし。むしろ、興味をもったニュースなり情報なりについて、過去の情報にさかのぼるなど、さらに深く調べていく過程で情報が入ってきているように思う。」
「アメリカのサービスに閉口することがあるという人がいるが、むしろ世界の中で日本だけがあさっての方向を向いてサービスを頑張っているのではないか。私には日本のサービスよりもアメリカのサービスの方があっている。」「日本人は黙っているから分からないこともあるのだが、アメリカでは主張すると結構よいサービスが手に入ることもある。例えば、買ったものを簡単に返品できるというのも、ある意味でアメリカの良いサービスの一つと言えるかもしれない」(日本のようなsilent conversationで良いサービスが手に入ることを、グローバル化の中で世界中の国々に期待するのは、そもそも無理なのかもしれない、などと考えました)
昨日も、シリコンバレーの日本人で最も有名な起業家のうちの一人に3人組でお会いしてきました。
特に印象に残ったのは、
「目的をもって、計画を練って、こうやってこうやったらこうなる、という風には私は生きてきませんでした。そのときそのときの波にのって、ただし、チャンスがきたら『さっと取る』ことが大切。他の人も行動していますから、迷って考えて、ゆっくりしているとチャンスは逃げてしまいます」
という趣旨の教えでした。
「手に入らないものは手に入らないのだし、手に入るもののなからその場その場でベストなものを選択する」ともおしゃっていました。
あまり肩に力を入れすぎると波にうまくのれないということなのでしょうか。その場その場で将来の自分の理想像はイメージするものの、それに固執し過ぎないということなのでしょうか。
その他に特に印象に残ったのは、以下の趣旨のやりとりでした。
「専門外の技術が難しくてビジネスに支障が出るのかというとそんなことはない。技術の本当にディープな部分は、難しいのかもしれないが、私のビジネスに必要な、例えば、どの企業がどのような技術を持っているのか、といったことは簡単に学べる。」
「ネットワーキングとか、『凄い人』に会うのに重要なのは、その人に会う理由を明確に説明すること。誰かからの紹介というのは、その次にくる。それから、良くネットワーキングでビジネスができると勘違いする人がいるが、そのようなことは決してない。」
(なぜそんなに引出しが広いのか、ニュースを大量に読んでいるのかという学生の質問に対して)「新聞や雑誌をそれほど読んでいるわけではない。隅から隅まで読むのではなくて見出しを読む程度ですませてしまう部分も多いし。むしろ、興味をもったニュースなり情報なりについて、過去の情報にさかのぼるなど、さらに深く調べていく過程で情報が入ってきているように思う。」
「アメリカのサービスに閉口することがあるという人がいるが、むしろ世界の中で日本だけがあさっての方向を向いてサービスを頑張っているのではないか。私には日本のサービスよりもアメリカのサービスの方があっている。」「日本人は黙っているから分からないこともあるのだが、アメリカでは主張すると結構よいサービスが手に入ることもある。例えば、買ったものを簡単に返品できるというのも、ある意味でアメリカの良いサービスの一つと言えるかもしれない」(日本のようなsilent conversationで良いサービスが手に入ることを、グローバル化の中で世界中の国々に期待するのは、そもそも無理なのかもしれない、などと考えました)
2008年9月2日火曜日
Stanford MBAに留学する(16) 何があなたにとって一番重要ですか その3
Stanford MBAで同期になる友人(日本人ではない方です)が、「弟が遊びに来る」というので、ランチを一緒にしてきました。
友人の弟は、MBA留学をすべきかどうかで迷っているようでした。
どうやら「受験の負担などのマイナス面を考慮するとチャレンジするべきなのか迷ってしまう」ということのようです。
「結構みんなそうなんじゃないかと思ってます。私自身も受験を決意する前は大手渉外法律事務所に勤務していて、事務所を辞職してMBAを受験するかどうか迷っていました。結局、友人と話しているうちに、『生涯を通じてチャレンジをしていきたい』と思いたって受験を決意し、大手法律事務所を辞職して、知財とビジネスに強い小規模の渉外法律事務所に移りました。」
というような話から始まり、話題は、Stanford MBA受験で最も難しい「何があなたにとって一番重要ですか」のエッセイに移りました。友人に「何を書いたんですか」と聞くと、
「小さい頃から色々な国を転々とした経験を書いた。新しい国に行くと言葉も違うし、文化も違った。住む国が次々と移り変わったことから、僕は、『自分が誰なのか』をいつも探していた。それに、他の友達に発音を真似されてからかわれたりもした。クラスのある委員に立候補したことがあった。立候補者は準備した原稿を皆の前で読み上げないといけない。ところが、僕の一人前の子が、僕の準備していた原稿を(さも自分の原稿であるかのように)読み上げてしまった。自分の番が来た時、僕はとても恥ずかしかった。アドリブで一生懸命スピーチした。クラスの皆は僕に拍手をくれて、僕を選んでくれた。それから僕の人生が変わった。どこの国にいても、積極的に委員長などに立候補するようになった。」
今その彼は、自分の祖国の投資銀行で、対日本(彼から見ると外国)のビジネスに関して要職に就いています。
「それで何が君にとって一番大事なんだい?常に挑戦しつづけることかい?」と聞くと、
「それは自信だ。幼い時からの経験が、僕にどこにいても決して折れ曲がることのない自信をくれた。これはStanford MBAでも同じだ。」
と言っていました。
それを聞いたとき、彼のそれまでの発言や身振り、振る舞いの根本に触れた気がして、なぜか少し感動してしまいました。自信という固い核・原石のようなものがあって、そこを中心にthriveしてきて、今の彼があるのか、と感じました。
友人の弟は、MBA留学をすべきかどうかで迷っているようでした。
どうやら「受験の負担などのマイナス面を考慮するとチャレンジするべきなのか迷ってしまう」ということのようです。
「結構みんなそうなんじゃないかと思ってます。私自身も受験を決意する前は大手渉外法律事務所に勤務していて、事務所を辞職してMBAを受験するかどうか迷っていました。結局、友人と話しているうちに、『生涯を通じてチャレンジをしていきたい』と思いたって受験を決意し、大手法律事務所を辞職して、知財とビジネスに強い小規模の渉外法律事務所に移りました。」
というような話から始まり、話題は、Stanford MBA受験で最も難しい「何があなたにとって一番重要ですか」のエッセイに移りました。友人に「何を書いたんですか」と聞くと、
「小さい頃から色々な国を転々とした経験を書いた。新しい国に行くと言葉も違うし、文化も違った。住む国が次々と移り変わったことから、僕は、『自分が誰なのか』をいつも探していた。それに、他の友達に発音を真似されてからかわれたりもした。クラスのある委員に立候補したことがあった。立候補者は準備した原稿を皆の前で読み上げないといけない。ところが、僕の一人前の子が、僕の準備していた原稿を(さも自分の原稿であるかのように)読み上げてしまった。自分の番が来た時、僕はとても恥ずかしかった。アドリブで一生懸命スピーチした。クラスの皆は僕に拍手をくれて、僕を選んでくれた。それから僕の人生が変わった。どこの国にいても、積極的に委員長などに立候補するようになった。」
今その彼は、自分の祖国の投資銀行で、対日本(彼から見ると外国)のビジネスに関して要職に就いています。
「それで何が君にとって一番大事なんだい?常に挑戦しつづけることかい?」と聞くと、
「それは自信だ。幼い時からの経験が、僕にどこにいても決して折れ曲がることのない自信をくれた。これはStanford MBAでも同じだ。」
と言っていました。
それを聞いたとき、彼のそれまでの発言や身振り、振る舞いの根本に触れた気がして、なぜか少し感動してしまいました。自信という固い核・原石のようなものがあって、そこを中心にthriveしてきて、今の彼があるのか、と感じました。
2008年8月15日金曜日
Stanford MBA の大先輩から学ぶ(1) 有名なベンチャーキャピタリスト
スタンフォードMBAの大きなメリットの一つとして、在校生・卒業生の強いネットワークがあると思います。普通では絶対に会えない卒業生に会ってお話を伺えることがありますし、在校生の間にはお互いに助け合うカルチャーがあります(例えば、最近ゴルフを始めましたが、プロのレッスンよりも数々の友人からの指導の方が効果的です)。
本日は、シリコンバレーの有名なベンチャーキャピタリストのご自宅に伺い、貴重な指導を頂くことができました。特に印象に残ったのは以下の点です。
Q:数々のアントレプレナーをご覧になられていて、成功する人としない人の差を感じられることがあるのでしょうか。
A:「ブリンク」という表現があるのですが、意外と最初の数分の印象で投資の有無を決めてしまうことがあります。プレゼンテーションをさせて、その後廊下で仲間と話して結構決めてしまうことが多いのです。もちろん、その後のDDでちょんぼして失敗してしまうベンチャーもありますが。
Q:スタンフォードMBAの授業で役に立ったもの、あるいは、取っておけば良かったものはありますでしょうか。
A:今は昔と違いますが、リーダーシップを学校で教えられるかという実験をビジネススクールはしています。私は、リーダーシップはある程度学校でも教えられると思っている。また、海外に行く授業もあると思うので、インドか中国に行くと良いと思います。それから、シリコンバレーの人がするレクチャーは結構面白いと思います。例えば、昔は、IPOする前のアップルのスティーブジョブズが来て、皆でランチをする機会があり、学生が数人その後に就職していました。後は大体テクニカルな授業ですからね。
Q:良いアイディアを産み出す条件としては、何があると思われますか。例えば、Googleのようなアイディアが産まれてくる土台には何があるのでしょうか。
A:Googleも趣味でやっていたようなもので、そこから大量にハードディスクを購入してビジネスにしていった。サンマイクロシステムにからんだ男が「めんどくさいなぁ」と思いながらそれを見に行って投資をした後で、クライナーパーキンスとセコイアが「じゃー俺も」ということで投資をしたので成功したという面がある。ビジネス自体をみても誰も彼らの検索が大きなビジネスになるとは思っていなかったと思うので、興味があることをやっていったら、それが当たってしまった、という面が大きいと思う。以上のような意味では、運が左右する要素の方が大きいと思う。
Q:最初に参画された会社(注:当時はスタートアップで、現在は業界のリーダー)を選ばれた経緯を教えて頂けないでしょうか。
A:スタンフォードMBAの2年間、Bay Areaに住んでいて、こちらに住みたいと思った。私の興味のあるインダストリーで、Fortuneに載っている会社はBay Areaでは2社だった。その2社に手紙を出して、1社からだけ返事がきたので、そこに行った。
Q:インターンシップのご経験についても教えて頂けないでしょうか。
A:私は、当時、●社という従業員5、600人の会社で働いてみた。当時は「つぶれるのでは?」という噂もあったが、気にせず楽しく働いた。その後有名なベンチャーキャピタリストが入って立て直し、今では従業員5,6万人の超有名企業になった。
私の方は、ビジネススクールでの2年間を最大に活かしたいと考えて、「どうすれば成功するのか」という種の質問をたくさんしてしまいましたが、大先輩は「こうすれば、こうなる」とか「こうすれば成功する」というものは存在せず、興味のある方向に向かって一生懸命やってみるのが重要である、というメッセージを伝えたかったのではないかという感じています。
その他、私の興味のあるインダストリーの先行きは厳しく、その分野の専門知識があることが望ましいと言われたことが印象的でした。あまり現在のキャリアゴールに固執せず、せっかくのStanford MBAでの経験を柔軟に活かすことが重要であるという趣旨だと感じました。
本日は、シリコンバレーの有名なベンチャーキャピタリストのご自宅に伺い、貴重な指導を頂くことができました。特に印象に残ったのは以下の点です。
Q:数々のアントレプレナーをご覧になられていて、成功する人としない人の差を感じられることがあるのでしょうか。
A:「ブリンク」という表現があるのですが、意外と最初の数分の印象で投資の有無を決めてしまうことがあります。プレゼンテーションをさせて、その後廊下で仲間と話して結構決めてしまうことが多いのです。もちろん、その後のDDでちょんぼして失敗してしまうベンチャーもありますが。
Q:スタンフォードMBAの授業で役に立ったもの、あるいは、取っておけば良かったものはありますでしょうか。
A:今は昔と違いますが、リーダーシップを学校で教えられるかという実験をビジネススクールはしています。私は、リーダーシップはある程度学校でも教えられると思っている。また、海外に行く授業もあると思うので、インドか中国に行くと良いと思います。それから、シリコンバレーの人がするレクチャーは結構面白いと思います。例えば、昔は、IPOする前のアップルのスティーブジョブズが来て、皆でランチをする機会があり、学生が数人その後に就職していました。後は大体テクニカルな授業ですからね。
Q:良いアイディアを産み出す条件としては、何があると思われますか。例えば、Googleのようなアイディアが産まれてくる土台には何があるのでしょうか。
A:Googleも趣味でやっていたようなもので、そこから大量にハードディスクを購入してビジネスにしていった。サンマイクロシステムにからんだ男が「めんどくさいなぁ」と思いながらそれを見に行って投資をした後で、クライナーパーキンスとセコイアが「じゃー俺も」ということで投資をしたので成功したという面がある。ビジネス自体をみても誰も彼らの検索が大きなビジネスになるとは思っていなかったと思うので、興味があることをやっていったら、それが当たってしまった、という面が大きいと思う。以上のような意味では、運が左右する要素の方が大きいと思う。
Q:最初に参画された会社(注:当時はスタートアップで、現在は業界のリーダー)を選ばれた経緯を教えて頂けないでしょうか。
A:スタンフォードMBAの2年間、Bay Areaに住んでいて、こちらに住みたいと思った。私の興味のあるインダストリーで、Fortuneに載っている会社はBay Areaでは2社だった。その2社に手紙を出して、1社からだけ返事がきたので、そこに行った。
Q:インターンシップのご経験についても教えて頂けないでしょうか。
A:私は、当時、●社という従業員5、600人の会社で働いてみた。当時は「つぶれるのでは?」という噂もあったが、気にせず楽しく働いた。その後有名なベンチャーキャピタリストが入って立て直し、今では従業員5,6万人の超有名企業になった。
私の方は、ビジネススクールでの2年間を最大に活かしたいと考えて、「どうすれば成功するのか」という種の質問をたくさんしてしまいましたが、大先輩は「こうすれば、こうなる」とか「こうすれば成功する」というものは存在せず、興味のある方向に向かって一生懸命やってみるのが重要である、というメッセージを伝えたかったのではないかという感じています。
その他、私の興味のあるインダストリーの先行きは厳しく、その分野の専門知識があることが望ましいと言われたことが印象的でした。あまり現在のキャリアゴールに固執せず、せっかくのStanford MBAでの経験を柔軟に活かすことが重要であるという趣旨だと感じました。
2008年8月13日水曜日
法律豆知識(1) SNSの法的な保護の仕方
Facebook, LinkedIn, MixiなどSNSを利用するビジネスが流行り、MBAの世界でも、αリーダーズ、MBAの輪などの活躍が目覚しいところです。私の周りでも、SNSを利用して起業される人が急速に増えてきています。
ところで、このようなSNSに関する権利を法的に保護するには、どのようにすれば良いのでしょうか。
1. 所有権による保護(?)
パソコンなどの動産、土地などの不動産と異なり、SNSには形がありません。
このような場合、通常、所有権による保護を受けることはできません。いいかえるとSNSそのものの所有権は観念できないことになります。
2. 著作権による保護
そこで、SNSの場合には、通常は、著作権を保有することで法的な保護を受けていると思います。
SNSの制作プログラマーに原始的には著作権が帰属していますので、その著作権を契約上きちんと譲り受けられるかどうかが重要となります(制作者が従業員である場合には、契約による処理が必要でないこともあります。著作権法第15条)。
この場合、プログラマが自分以外の第三者に権利を勝手に譲渡してしまう(二重譲渡)ことによって発生しうるポテンシャルな損害を防ぐためには、著作権法77条による文部科学省への登録をするべきです。 これについては、以下のURL等を参考にしつつ、文部科学省に電話で相談すれば、結構自分でも登録できてしまうかもしれません。
https://shinsei.mext.go.jp/guide/cyosakuken_cyosakuken/84...
上記とは別に、訴訟になった場合の立証の便宜などのためにSOFTICという団体に登録をするケースもあるようです。
http://www.softic.or.jp/touroku/index.html
また、起業家が自分で制作したプログラムの著作権を、会社に帰属させる場合には、著作権を会社に出資するのか、譲り渡すのか、によって税務上の処理などが異なることになると思います(出資の場合には、資本取引として扱われて税務上は有利なことがあると思われます)。
さらに、以上について、例えば、オープンソースなどを利用してSNSのプログラムを制作している場合には、利用規約などの制約を受けます。
例:http://www.gnu.org/home.ja.html
3. ノウハウその他の知的財産権の保護
秘密保持契約の締結をしたり、ノウハウを秘密情報としてきちんと管理することで、契約上又は不正競争防止法上の法的な保護を受けられることになりますが、著作権のほうが本質的な保護ですので、詳細は別の機会に譲りたいと思います。
4. 利用規約の作成
以上に加えて権利を保護するには、利用規約を設けることが重要だと思います。
利用規約を自分で作成する場合には、既存の団体のネット上で公開されている利用規約を参考にすることになると思います。
例:http://mixi.jp/rules.pl
ところで、このようなSNSに関する権利を法的に保護するには、どのようにすれば良いのでしょうか。
1. 所有権による保護(?)
パソコンなどの動産、土地などの不動産と異なり、SNSには形がありません。
このような場合、通常、所有権による保護を受けることはできません。いいかえるとSNSそのものの所有権は観念できないことになります。
2. 著作権による保護
そこで、SNSの場合には、通常は、著作権を保有することで法的な保護を受けていると思います。
SNSの制作プログラマーに原始的には著作権が帰属していますので、その著作権を契約上きちんと譲り受けられるかどうかが重要となります(制作者が従業員である場合には、契約による処理が必要でないこともあります。著作権法第15条)。
この場合、プログラマが自分以外の第三者に権利を勝手に譲渡してしまう(二重譲渡)ことによって発生しうるポテンシャルな損害を防ぐためには、著作権法77条による文部科学省への登録をするべきです。 これについては、以下のURL等を参考にしつつ、文部科学省に電話で相談すれば、結構自分でも登録できてしまうかもしれません。
https://shinsei.mext.go.jp/guide/cyosakuken_cyosakuken/84...
上記とは別に、訴訟になった場合の立証の便宜などのためにSOFTICという団体に登録をするケースもあるようです。
http://www.softic.or.jp/touroku/index.html
また、起業家が自分で制作したプログラムの著作権を、会社に帰属させる場合には、著作権を会社に出資するのか、譲り渡すのか、によって税務上の処理などが異なることになると思います(出資の場合には、資本取引として扱われて税務上は有利なことがあると思われます)。
さらに、以上について、例えば、オープンソースなどを利用してSNSのプログラムを制作している場合には、利用規約などの制約を受けます。
例:http://www.gnu.org/home.ja.html
3. ノウハウその他の知的財産権の保護
秘密保持契約の締結をしたり、ノウハウを秘密情報としてきちんと管理することで、契約上又は不正競争防止法上の法的な保護を受けられることになりますが、著作権のほうが本質的な保護ですので、詳細は別の機会に譲りたいと思います。
4. 利用規約の作成
以上に加えて権利を保護するには、利用規約を設けることが重要だと思います。
利用規約を自分で作成する場合には、既存の団体のネット上で公開されている利用規約を参考にすることになると思います。
例:http://mixi.jp/rules.pl
2008年8月10日日曜日
Stanford 流 英語学習法(2) 発音編(2) 資料集
前述のCarole Mawsonから、発音については、以下のサイトが良いと勧められました。
1. Online pronunciation course materials at http://www.accentschool.com/
2. Reduction, intonation & linkage: www.americanaccent.com
3. U. of Iowa animated sounds: www.uiowa.edu/%7Eacadtech/phonetics/#
4. Reduced forms: www.manythings.org/voa/wm/wm190.html
5. Try sound discrimination practice for pronunciation at www.manythings.org/pp
6. Overview of English sounds at http://www.fonetiks.org/
7. http://iteslj.org/links/ESL/Pronunciation
8. http://www.soundsofenglish.org
1. Online pronunciation course materials at http://www.accentschool.com/
2. Reduction, intonation & linkage: www.americanaccent.com
3. U. of Iowa animated sounds: www.uiowa.edu/%7Eacadtech/phonetics/#
4. Reduced forms: www.manythings.org/voa/wm/wm190.html
5. Try sound discrimination practice for pronunciation at www.manythings.org/pp
6. Overview of English sounds at http://www.fonetiks.org/
7. http://iteslj.org/links/ESL/Pronunciation
8. http://www.soundsofenglish.org
2008年8月2日土曜日
Stanford 流 英語学習法 (1) 発音編
1. Stanford EFSコース
Stanford MBAでは、外国人学生に対して、夏の間にStanford EFS(English For Foreign Student)という6週間の英語学習コースに通うことを推奨しています。
私も6月27日からStanford EFSに通っており、来週でコースを終了します。
選択科目のPronunciationコースでは、Stanfordで35年間発音を教えているハーバード卒のMawson Caroleから教えを受けました。
授業は非常にシステマティックであり、既存の教材を効率良く利用しているという印象です。
以下授業の詳細ですが、メソッドとしては、自宅でも勉強出来る内容であることがお分かりいただけると思います(しかし、その効果は劇的だという評判です)。
2. 発音クラスの詳細
15時15分頃:授業開始
Small Talk(テキスト)、Small Talk (CD)を全員で聞いて、全員で音読。
上記の教材は、Jazzの音楽に合わせて、英語の発音を勉強するメソッドを使用しており、音楽が印象的で頭に残るので、英語のリズムやイントネーションを効率良く勉強できます。
15時45分頃:
Clear Speech(CD付)を全員で聞いて、全員で音読。
上記の教材は、英語の発音の際の舌の位置、口の形、音と音のリンクの仕方、イントネーションなどについて、細かく説明してくれています。 自分が日本で受けてきた教育とかなり違うのに驚きました。音と音のリンクの仕方や発音の省略のルールを勉強することで、リスニング力も向上します。
16時30分頃:
手鏡を手に持ちながら、以下の教材を全員で聴講する。
Breaking the Accent Barrier
The Sound and Style of American English
この教材では、PHDの教授から、英語のイントネーションの付け方を理論的に学習すると共に、アメリカ人の舌の筋肉の使い方を勉強できます。
単に舌の形ということにとどまらず、自分の発音の『仕方』(筋肉の使い方)を根本的なところから変化することをせまられる内容でした。
17時頃:授業終了。生徒は、上記の教材又は以下の教材リストの中から、自分で自由に選択して、最低3時間の自宅学習をすることを求められる。
1)Audiotapes, CDs
Pronouncing American English
Well Said:Advanced English Pronunciation
Improving Spoken English
Improving Spoken English
(Cassette tape)
2)DVDs
Perfect English Pronunciation
(DVD)(すべての音の発音の仕方を学べます)
Pronunciation for Success(Student Course with 2 DVDs, Workbook, 3 CDs)
3)Computer Programs(CD-Roms)
All Clear!
Accent Coach
Better Accent Tutor
Pronunciation Power
4)Web site Resources
http://iteslj.org/links/ESL/Pronunciation(発音を勉強するための膨大な量のツールが紹介されています。)
http://www.soundsofenglish.org/(文章が多く、音声が悪いのが難点です。)
3. 発音の重要性
先日、こちらで外国人起業家・ビジネスマンに英語でのコミュニケーションを教えるビジネスを開始したシリコンバレーのアントレプレナー(CEO)のドイツ人(Stanford卒。5ヶ国語を自在に操る)と食事をしました。http://www.professional-business-communications.com/ 彼女は、「起業家が良いアイディアを持っていても、発音などアメリカ流のコミュニケーションが出来ていなくて失敗することが多いこと」「外国人が発音などアメリカ流のコミュニケーションが出来ないために就職できていないこと」に気がついて、このビジネスをはじめたそうです。私としても、発音は、ビジネスにおいて重要だと思っており、上記のメソッドで引続き勉強したいと思っています。
Stanford MBAでは、外国人学生に対して、夏の間にStanford EFS(English For Foreign Student)という6週間の英語学習コースに通うことを推奨しています。
私も6月27日からStanford EFSに通っており、来週でコースを終了します。
選択科目のPronunciationコースでは、Stanfordで35年間発音を教えているハーバード卒のMawson Caroleから教えを受けました。
授業は非常にシステマティックであり、既存の教材を効率良く利用しているという印象です。
以下授業の詳細ですが、メソッドとしては、自宅でも勉強出来る内容であることがお分かりいただけると思います(しかし、その効果は劇的だという評判です)。
2. 発音クラスの詳細
15時15分頃:授業開始
Small Talk(テキスト)、Small Talk (CD)を全員で聞いて、全員で音読。
上記の教材は、Jazzの音楽に合わせて、英語の発音を勉強するメソッドを使用しており、音楽が印象的で頭に残るので、英語のリズムやイントネーションを効率良く勉強できます。
15時45分頃:
Clear Speech(CD付)を全員で聞いて、全員で音読。
上記の教材は、英語の発音の際の舌の位置、口の形、音と音のリンクの仕方、イントネーションなどについて、細かく説明してくれています。 自分が日本で受けてきた教育とかなり違うのに驚きました。音と音のリンクの仕方や発音の省略のルールを勉強することで、リスニング力も向上します。
16時30分頃:
手鏡を手に持ちながら、以下の教材を全員で聴講する。
Breaking the Accent Barrier
The Sound and Style of American English
この教材では、PHDの教授から、英語のイントネーションの付け方を理論的に学習すると共に、アメリカ人の舌の筋肉の使い方を勉強できます。
単に舌の形ということにとどまらず、自分の発音の『仕方』(筋肉の使い方)を根本的なところから変化することをせまられる内容でした。
17時頃:授業終了。生徒は、上記の教材又は以下の教材リストの中から、自分で自由に選択して、最低3時間の自宅学習をすることを求められる。
1)Audiotapes, CDs
Pronouncing American English
Well Said:Advanced English Pronunciation
Improving Spoken English
Improving Spoken English
2)DVDs
Perfect English Pronunciation
Pronunciation for Success(Student Course with 2 DVDs, Workbook, 3 CDs)
3)Computer Programs(CD-Roms)
All Clear!
Accent Coach
Better Accent Tutor
Pronunciation Power
4)Web site Resources
http://iteslj.org/links/ESL/Pronunciation(発音を勉強するための膨大な量のツールが紹介されています。)
http://www.soundsofenglish.org/(文章が多く、音声が悪いのが難点です。)
3. 発音の重要性
先日、こちらで外国人起業家・ビジネスマンに英語でのコミュニケーションを教えるビジネスを開始したシリコンバレーのアントレプレナー(CEO)のドイツ人(Stanford卒。5ヶ国語を自在に操る)と食事をしました。http://www.professional-business-communications.com/ 彼女は、「起業家が良いアイディアを持っていても、発音などアメリカ流のコミュニケーションが出来ていなくて失敗することが多いこと」「外国人が発音などアメリカ流のコミュニケーションが出来ないために就職できていないこと」に気がついて、このビジネスをはじめたそうです。私としても、発音は、ビジネスにおいて重要だと思っており、上記のメソッドで引続き勉強したいと思っています。
2008年7月29日火曜日
2008年7月20日日曜日
スタンフォードMBAに留学する(15) 時間がある場合には・・・
キャリアを真剣に考えている大学1年生の方から、αリーダーズ経由で、「将来的にアメリカのビジネススクールに留学してMBAを取得したいと漠然と考えているのですが、今のうちにやっておくべきこと・やらなければならないこと」はあるだろうか、と質問されました。
私としては、ビジネススクール向けに「受ける」のは、以下のようなものだと思っています。
①ボランティア活動、慈善活動、その他社会への貢献(例:中国の震災地に行って人助けをした、マイクロファイナンスをやってみた、子供を教えた、ホームレスを助けた、国選弁護をした、検察官をしていた)
②リーダーシップ、チームワーク(例:クラブ活動でリーダーシップをとった、オーケストラでコンサートマスターをしていた)
③ビジネス経験(例:学生のときに起業して成功した)
④人よりも圧倒的に優れているもの(例:オリンピックに出場した、科学の賞を受賞した)
⑤幅広い知的好奇心(例:多くの幅広い科目で単位を取得する)
⑥良い成績
⑦いろいろな国での国際経験、または、他の国の学生との交流→サマースクールに行くのも手
⑧よい企業への就職(例:GSその他の投資銀行、マッキンゼー、BCG、ベイン、PE、ヘッジファンド、医者など)
大学生のうちから意識してやるようなものではないことかもしれませんが、私の場合、「もっと良い成績をとっておけばよかった」と後で思いましたので、上記も少しは役に立つかもしれません。
私としては、ビジネススクール向けに「受ける」のは、以下のようなものだと思っています。
①ボランティア活動、慈善活動、その他社会への貢献(例:中国の震災地に行って人助けをした、マイクロファイナンスをやってみた、子供を教えた、ホームレスを助けた、国選弁護をした、検察官をしていた)
②リーダーシップ、チームワーク(例:クラブ活動でリーダーシップをとった、オーケストラでコンサートマスターをしていた)
③ビジネス経験(例:学生のときに起業して成功した)
④人よりも圧倒的に優れているもの(例:オリンピックに出場した、科学の賞を受賞した)
⑤幅広い知的好奇心(例:多くの幅広い科目で単位を取得する)
⑥良い成績
⑦いろいろな国での国際経験、または、他の国の学生との交流→サマースクールに行くのも手
⑧よい企業への就職(例:GSその他の投資銀行、マッキンゼー、BCG、ベイン、PE、ヘッジファンド、医者など)
大学生のうちから意識してやるようなものではないことかもしれませんが、私の場合、「もっと良い成績をとっておけばよかった」と後で思いましたので、上記も少しは役に立つかもしれません。
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